そのオリーブオイル、本当にオリーブオイル？

多くの人が愛用しているオリーブオイル。

オリーブオイルは、健康に良いだけではなく、風味も豊かで、世界中で非常に人気のあるオイルです。オリーブオイルにもたくさんの種類や、製造法があり、最近はお店に行っても選択肢がたくさん！

ついつい「オーガニック」「エキストラバージン」「コールドプレス」などの言葉を見てしまうと質のいいオリーブオイルだと私たち消費者も思い込んでしまいます。でもそのオリーブオイルって、本当に純粋なオリーブオイル？

今日はちょっと探ってみます。

【本当に良質なオリーブオイルって？】

オリーブオイルの品質を維持するためには、適切な生産方法と厳格な品質管理が必要です。もちろん、このような品質管理には膨大なコストがかかります。しかし、数多くの報道によると、一部のメーカーは経済的利益や原材料の高騰によるコスト削減を優先し、不正な方法でオリーブオイルを希釈していることが明らかになっているのです！

オリーブオイルを希釈するために、他の安価な植物油と混合されているということが一番多く報道されております。例えば、ひまわり油や大豆油が一般的な代替品として使用されます。これらの油はオリーブオイルと比較して製造コストが低く、大量に供給されているため、メーカーは利益を最大化することができるのです。

　　　

これらメーカーは、他の油で希釈されているにもかかわらず、「純粋なオリーブオイル」として製品のラベル付けすることにより、消費者をだまし、純粋なオリーブオイルを購入していると思い込ませているのです。

品質の低下は風味にも影響を与えるだけではなく、正規のメーカーよりもはるかに安価で製品を販売できるため、彼らは市場シェアを奪い結果的にオリーブオイル業界全体の衰退につながっているのです。

　　　

【私たち消費者は何ができるのか？】

幸いにも、家庭で簡単にオリーブオイルの品質をチェックする方法があります。まずはもちろん味と香り！純粋なオリーブオイルはフルーティで草のような香りを持ち、苦味と辛味があります。希釈されてしまったオリーブオイルはひまわり油やあまたね油のように味、香り、色もすべて薄めです。

もう一つの簡単な方法は冷蔵庫に入れて硬化するかどうかを確認すること！

オリーブオイルは、主にオレイン酸で構成されているため、通常は液体の状態ですが、低温になると分子同士の相互作用が増加し、固体の結晶を形成します。なので、長時間冷蔵庫に入れていると、純粋なオリーブオイルは、低温になると固まりますが、他の油と混ぜられた希釈品は固化しないか、不完全に固化します。

したがって、オリーブオイルを冷蔵庫に入れてしばらく放置し、固まりの度合いを観察することで、その品質を確認することができるのです。

　　　

驚くべきことに、世界的にオリーブオイルの約70%が他の油で希釈されていると想定されています。

私たち消費者も適切な選択をする権利と責任があります。安いから買うのではなく、信頼できる製造業者やブランドを選ぶことが重要です！