サスティナブルノベンバー:今月できる5つのこと

11月に入り、一年の終わりが間近になり、いよいよ年末感が出てくる今日この頃。

芸術や読書を楽しんだり、体の温まる美味しい食事をしたりと、なんとなくこの時期は夏が過ぎてスローダウン、師走の多忙スケジュール前にリラックスできるような時期にも思います。

今週は「11月にしかできない」サスティナブルなアクションを5つ紹介します!

1. 秋の収穫をお祝いしよう

11月は長い酷暑を耐え抜いた農作物たちが収穫の時期を迎え、今シーズンの初物と呼ばれる野菜や果物がたくさん採れます。北米では毎年11月に「Thanks Giving(感謝祭)」という祝日もあり、この時期に収穫した農作物で1年間の実りに感謝し、家族や近しい友人たちと食卓を囲みます。

普段から利用しているスーパーマーケットや市場などでも、いつもより多くその地域で採れた野菜などが並んでいると思います。収穫後何日もかけて物流に乗って運ばれてきたものではなく、地元産のものをいつもより多く選択できる時期です。直売所などに出向いて、ローカルで旬な農作物をたくさん選ぶことで、物流の温室効果ガス排出用に加担せず、地産地消の推進サポートをすることができます。

ローカル野菜は何よりも新鮮なので、自分達の体にとっても嬉しいことですね!

2.限られたエネルギーを温存しよう!

寝苦しいほど暑かった夏が終わり、乾燥した過ごしやすい気候が続くこの時期。今年は特に各地で25度前後の日が続くほど温暖な秋となってしまいましたが、それでも湿度が下がると冷房いらずで、窓を開けて気持ちの良い日が続きます。

12月になれば暖房が欠かせないほど冷え込むようになるので、夏の間、冷房の使用でどれくらいのエネルギーを使ったのかを振りかえったり、しっかりとエアコン掃除をして冷暖房の効率が下がらないようにメンテナンスすることで、エネルギー使用量の見直しをしましょう。

もし、パワーシフトがまだの人は、寒くなって暖房を使い始める前がおすすめ!限られたエネルギー、使わずに生活するのはハードルが高いけど、どこから作られたエネルギーを使うかを選ぶことが、持続可能な未来に繋げることができます!

3. アウトドアを堪能しよう!

日本人は紅葉が大好き!「紅葉狩り」という言葉も、日本語にしかない表現です。比較的天候の良い日が続き、日差しが和らいでいるこの時期の紅葉めぐりやハイキングは最高に気持ちが良いですよね。

私も先週山梨県でキャンプをしてきましたが、山の色がパッチワークのようにカラフルで、そこにキラキラの太陽が当たる光景が本当に美しく、なんて贅沢な自然の景色なんだろうと感じていました。

これを読んでくれている方の中にも、トレッキングやキャンプ、マウンテンバイクやクライミングなど、この時期ならではの良さを求めてアウトドアに出かける方が多いと思います。自然に囲まれた場所に身を置き、そこで時間を過ごすことで、日常のストレスから解放され脳にいい刺激が渡ることは科学的に証明されていて、そういった時間を設けることで、環境に対しても、もっと身近な問題として個人の生活の中で前向きに取り組めるようになると言われています。

今しか見れない季節の移り変わりを、できるだけ堪能しましょう。そして、その場を去るときは足跡以外は残さずに!

4. おしゃれを楽しもう!

ここでのおしゃれは、単に今シーズンの新しい流行スタイルを買うことではありません。衣替えのタイミングで、手元にあるものでどんなコーディネートが可能か、何をどう手放すか、などを試行錯誤するということです。

手元にあるもので変化を楽しみたい、と思ったら、リメイクする、染める、ワンポイント加える、交換会をする、などでまた新鮮味を出すことができます。もう手放したいな、と思うものがあれば、着てくれる人に譲る、セカンドハンド販売をする、料金を支払って寄付をする(←寄付先選びは本当に大事ですよ!)

足し算していくことだけがおしゃれファッションではない、ということです。もちろん、新しい1着を手に入れた時のウキウキもとても大切だと思うので、何か欲しいものを探しているときは「リサイクル素材」「トレーサブルダウン」「エシカルファッション」「オーガニックコットン」などをキーワードに、サスティナブルなファッションを探してみてくださいね。

5. 地球規模に意識を向けよう!

国連が主催する気候変動に関して話し合うCOP (Climate Change Conference)は、場所が変わりますが毎年11月に開催されます。ここで決められたゴールをどれだけの国が勢力的に目指すかで、世界中の人類の未来が変わってくるので、かなり注目度の高い会議です。温暖化の進み具合や、脱炭素の緊急性がわかるので、知識として一人ひとりが知っておくべきことが多く発表される場でもあります。

他にも11月は、「ワールドヴィーガンデイ」という動物愛護やパーソナルヘルスを意識する日や「Buy Nothing Day」ブラックフライデーの過剰な購買行動、企業への誤ったマーケティングなどに着目し「何も買わない日」を推奨する日などがあります。

今、世界で何が起きているか。「サスティナブルなアクション」とは、環境に対しての負荷を軽減することだけではなく、全てのウェルビーイングを尊重するために何を選択していくかということになります。世界中のアップデートに目を向けることで「自分には関係のないこと」ではなく「全ては自分の存在に繋がっている」と考えられるようになれば、日々のアクションひとつひとつが今よりももっと有意義で、意味のあるものになっていく。サスティナブルな未来に繋がっていくはずです。

So let's enjoy November!

忙しくなる前のダウンタイム的な存在でもある11月。だからこそ ”いつもより少し時間に余裕があるな”、 ”ちょっと自分以外の何かに目を向けてみようかな”

そんな余裕が生まれたら、とっても身近なアクティビティで地球との繋がり、今の環境に感謝しながら、楽しんでみましょう!素敵な秋をお過ごしください。

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