サーキュラーエコノミーとは?
こんにちは!ゼロウェイストアンバサダーのYukiです☺︎
今回は最近私が気になっているワードについて、調べてまとめてみました。
みなさん、「サーキュラーエコノミー / Circular Economy」という言葉を耳にしたことはありますか?
サーキュラーエコノミーとは、現在の経済システムに代わる、新たなシステムであり、”循環型経済”または”循環経済”を意味します。 現在の経済といえば、大量生産・大量消費・大量廃棄が前提です。ある商品を大量に作って、様々な方法で告知し、たくさんの人に買ってもらうことによって、商品は売れ続け、売上につながります。
何度も買ってもらえる、つまりリピート率が異常に高いものといえば、安価ですぐゴミになるものが代表的です。身近なもので言えば、割り箸、ティッシュペーパー、ビニール袋など。ただ、こういったものは生産にかかる資源・エネルギーをどんどん地球から奪い続けています。
こういった、「Take(資源を採掘して)」「Make(作って)」「Waste(捨てる)」というシステムは、一方向のリニア(直線)型のシステムです。循環型とは異なるため、気候危機や生物多様性の喪失など様々な負の外部性をもたらします。
一方、サーキュラーエコノミーでは、廃棄物や汚染など負の外部性が発生しない製品・サービスの設計を行います。経済システムに投入した原材料や製品は、その価値をできる限り高く保ったまま循環させ続けることで自然を再生し、人々のウェルビーイングや環境負荷と経済成長を分離させることを目指しています。
minimal living tokyo. が取り扱っている製品のように、プラスチックフリーだったり、コンポストできる資材から作られている商品こそ、本当の意味で”地球に優しく、循環できる”ものといえると思います。 でもやはり人間はいろんなものが気になってしまうし、マーケティングの影響を受けやすい生き物です。 楽天セールやAmazonプライムデーをはじめ、近所のショップやスーパーなどでも「まとめ買いセール」「お得な期間」など、企業は生産・消費をできるだけ促そうと、様々な策を打っているのです。私たちの周りは十分すぎるほどの物で溢れ、世の中は飽和状態にあります。
以前は紙媒体やTV広告、折込チラシや営業電話、雑誌などを使って広告を行うのが主流でしたが、SNSが主流になってきたこの時代では、TVや雑誌の視聴者が減ったことで、SNSを舞台とした「SNSマーケティング」が勢力をもってきています。ただ、同時に、本当に必要とする情報、本物の情報などが見えにくくなってきているとも感じます。
現在のリニアエコノミーは環境・社会の両面から考えて持続可能な経済モデルではないことが明らかになってきていて、サーキュラーエコノミーの必要性が重視されています。
国連によると、2050年には世界人口は98億人に、また、OECDの調査によれば、2060年にまでに一人あたり所得平均が4万米ドルに近づき、世界全体の資源利用量は2倍(167ギガトン)に増加すると推計されているそうです。 人口も増え、一人あたりの豊かさも増えれば、当然ながらその生活を維持するために必要な資源の量も増加します。
一方で、その資源を生み出している地球は一つだけしかなく、WWFによると、現在の人類全体の生活を支えるには地球1.5個分が必要だと言われているそうです。 全ての人々が、地球の環境容量の範囲内で、社会的公正を担保しながら繁栄していくための仕組みとして、サーキュラーエコノミーの考え方が注目されています。 私たちが消費者としてできることは "責任ある選択をする" ことだと思います。最終的に、企業はターゲットである消費者の行動が中心となるので、逆にいうと、私たち一人ひとりの選択が、これからの地球環境を左右します。
”消費行動”というものは地球を救う大きな力を持っていることを自覚し、少しでも自分にできること、より良い選択をしていきたいと思います。