ステイするだけで、環境が良くなる！ - mana earthly paradise - 体験レポート PART 1

こんにちは！ 第1期アンバサダーのyukiです。

昨年末、バリ島旅行に行ったのですが、そこで泊まったエシカルホテルが素敵すぎたのでシェアします！ 今回紹介するのは、「mana earthly paradise」 デンパサール空港から北へ30kmほどの「Ubud（ウブド）」という場所にありま す。

Ubud は、ヨガの聖地と呼ばれ、世界中からヨギーが集まるエリアで、有名なヨガスタジオ「yogabarn（https://www.theyogabarn.com/）」があったり、ヴィー ガンレストランも充実しているエリアです。

そんな素敵な場所にあるこちらのエシカルホテル。実は、運営されているのは日本人社会起業家のご夫婦。 アジア太平洋で活躍する、これからの世界を変えていくポテンシャルを持つチェンジメー カー支援事業をはじめ、企業や学校への研修事業・エシカルホテル運営を通じて、次世代 につなぐ未来をつくっている会社「Earth Company」のお二人です。

そしてなんと、2022年10月には、国際認証「B Corp™※」を取得され、東南アジア初・ アジアで2番目のの「B Corp」認証ホテルに！ここまで読んで、早速ワクワクしてきた方もいるのではないでしょうか？ 驚くのはこれからです、、、！早速施設の紹介に入っていきたいと思います。

※ B Corp とは、環境や社会に対する透明性や説明責任などにおいて高い基準を満たした企業に与えられる国際認証のこと。 

様々な年代が楽しめる工夫がたくさん

この施設は、ホテル、カフェ、マーケット（ショッピング）が一体となっていて、宿泊者 はもちろん、ふらりと立ち寄ったりもすることができます。 ヨガや瞑想などのワークショップができる広場や、お子様連れでも楽しめる遊具類があ り、カフェラウンジ自体もゆっくりできる場所となっています。

そしてこの施設、本当に抜け目がなく、”ここに泊まれば泊まるだけ環境に貢献できる”と いう「Regenerative」なモデルとなっています。 バリは観光業が盛んで、観光客もとても多いのですが、環境面で見ると、たくさんの問題 が転がっています。 例えば、水に関して、1日あたりの使用量は、現地の人は180Lであるのに比べ、観光客は 2500L。 また、1人あたりの1日に出すゴミの量も、現地の人は0.7kgであるのに比べ、観光客は 2.5～5kg。 （バリは焼却施設がないので、ゴミ山にすてられて埋め立てられ続けているそうです） そんな問題を解決すべく、このモデルでホテル運営を行っているそうで、 ありとあらゆるところまで、環境に配慮されている点にとても感動しました。

エネルギーの循環と活用

例えば、ここで使われている9割以上のエネルギーは太陽光発電によるものだったり、 ここで使われている全ての水（キッチン、シャワー、トイレ、植物への水やり）は、雨水由来のもの。 また、カフェで出た生ごみは全てコンポストされていて、堆肥は施設内にある畑に使用されます。 そのガーデンで採れた野菜を調理したメニューがカフェに並ぶという、まさに全てが循環 する「Farm to Table」。

建築法にもこだわっていて、この施設内の木材は、全て廃材が用いられています。

上の写真は雨水の貯水庫と、太陽光ソーラーパネル。客室にはクーラーは設置されていないのですが、この程度ソーラーパネルで客室一棟賄えるそうで、すごく驚きました。

　

それではいよいよ施設の中を順番にご紹介していきますね。

まずは客室から！

レセプションでウェルカムドリンクの鮮やかな紫色のバタフライピードリンクいただいた後、施設全体が森のようになっているなか、小道を進みお部屋へと案内されます。

今回は２カップルで旅行をしたので４人部屋を予約。宿泊する建物は、原料である土を袋に入れて積み上げるというシンプルかつユニークな「アースバック工 法」が用いられた壁と、”竹と藁だけ”という、バリの伝統的な建築法でできた屋根で建てられています。

全て自然由来のもので建てられた、究極にエシカルな客室でした。 内装に使われている部分や、ベッドの木枠さえも、新しい気を一切使わずに全て廃材から できているという徹底ぶり。 特徴的な屋根は、この構造のおかげで、バリの気温でも、室内に入るとクーラーはないの に不思議なぐらい涼しかったです。

客室に使用している全てのマットレスは、7年経つとリサイクルで新しいものが届く、タ イのサブスクリプションのサービスを利用しているそう。 どうしても消耗してしまう商品に、こうやって価値を見出しているビジネスモデルは本当 に素敵です。

バスルームでは、シャワーにも素敵なひと工夫が！ 

こちらのシャワー、水が出ると、同時にシャワーヘッドから風が出る仕組み。それによって、使用する水の量を削減できるそうです。 私も使用した後にこちらの説明を聞いたのですが、全く気づきませんでした。 ついつい意識せず使い過ぎてしまう資源も、こういう簡単な仕組みで削減できるのはとても魅力的です。 シャンプーやリンス、ハンドソープなども、全てがオーガニックでした。

さて、次回はゼロウェイストで買い物が楽しめるマーケットエリア、そして体にも地球にも優しいホテルでの食事やレストランの仕組みについてご紹介していきますので、お楽しみに！