パンデミックで使い捨て社会に逆戻り?!
コロナウィルス肺炎(COVID-19)による世界的パンデミックで、私たちの生活はこの数ヶ月でガラリと変わっていきましたね
リモートワークや休校、外出の自粛でほとんどの家庭で家で過ごす時間が圧倒的に増えています。この影響で、各家庭から出るゴミの量も通常の2割近く増えていることもわかっています。
マイタンブラーが使えなくなっていたり、マイ容器の持ち込みもNGになっていたり、飲食店でのテイクアウトサービス拡大により使い捨てプラ容器が急増したりと、感染拡大防止策としてゼロウェイストには程遠い、真逆のことがたくさん起こっていますね。
でもこれって、本当に最善の対策なの?そう思っている人は少なくないはず。
先日グリーンピースJAPANが、現在の状況下でのリユース容器使用について、科学的観点から考えた記事をシェアしていました。
最近の研究では、ウィルスが様々な素材の表面で生存することがわかっていて、ステンレスは48時間、段ボールは24時間、プラスチックでは72時間など、素材によって生存可能時間が異なっています。
これは "リユースであるか、使い捨て容器であるかにかかわらず、ウィルスはどんな材質の表面にも付着している可能性があるということ。守らなければいけないのは、ウィルスを除去し、清潔に保つことになります。" - Greenpeace Japan
要は使い捨てに変えたところで、100%ウィルス感染を防げるわけではなく、こういった衛生面での代替品は存在しない、ということなんです。
今回のパンデミックで、国内でも少しずつ進み始めていたリユース文化が完全にストップしてしまうのはとても残念なことですし、将来的に考えても絶対に継続していかなくてはならないアクション。こういう時こそ、臨機応変な判断ができて、環境への配慮に妥協しない選択が求められるべきです。
こちらは、ゼロウェイストアカデミーが紹介していた素敵なポスター。デザインはTOSCA KITCHEN DESIGN WORKSによるもの。
近所のレストランやカフェ、店頭にこんなポスターが貼ってあったら、それだけで嬉しくてマイ容器を持って通い詰めてしまいそう!こんな時だからこそ、お店とお客さんの信頼関係もより深まりそうですよね。
テイクアウトのチョイスが豊富な東京都内でも、こんなムーブメントが今後広まって行くといいですね!それでも、世界的パンデミック、外出自粛や緊急事態宣言はこれからも継続していく可能性があります。無理せず、自分や周りの安全と健康を第一優先した上で、行動しましょう。
ゼロウェイスターのみなさん、清潔でハッピーなプラスチックフリー・ゼロウェイストライフスタイルをできる範囲で継続していきましょう!
今回抜粋した記事全文:Greenpeace Japan 「使い捨て容器はリユース容器よりも安全か?」
ハッピーテイクアウトポスター by Tosca Kitchen Design Works: ダウンロードはこちら
Disposables Strike Back!?
In the last few months, Covid-19 has had an immeasurable and permanent impact on our everyday lives, from the way we work to the way we socialize. With so much more time spent at home, it is estimated that the amount of household waste has more than doubled in recent months. Moreover, restaurants and cafes have shifted their businesses to takeout only, resulting in an increased use of disposables.
Is this really the appropriate strategy?
Greenpeace Japan has recently published that the virus remains active on multiple surfaces, such as 48 hours on stainless steel, 24 hours on cardboard, and 72 hours on plastic to be precise. But disposable or not, the main takeaway here is that it is vital to disinfect any kind of surface to avoid contracting the virus altogether.
Despite the science, this shift to disposables is a major setback to the zerowaste movement in Tokyo, but it's important to use this time to reflect and prioritize your values at this moment. Your health comes first no matter what, and if that means living zerowaste temporarily gets pushed back to the back of the burner, that's okay too. The key thing is that we stay safe, and if allows, stay on the lookout for restaurants and coffee shops that are allow you to bring your own reusables!