健康を保ってエコアクション!

「ゼロウェイスト」や SDGs をベースとしたライフスタイルを送ることは、今やホットなトレンドになってきてますね。キッチンからバスルームまで、プラスチックフリーの代替品がたくさんあり、自分が「すべき」と思っていることに圧倒されているかもしれません。

  • 食べ物のくずを堆肥化してメタンガスの発生を減らすべき
  • プラスチック包装をなくすために固形の石鹸を使うべき
  • キッチングッズを自然素材のものに切り替えマイクロプラスチックを排除するべき

などなど、改善すべき点や選択肢がたくさんあります。

さまざまなエコショップからの広告やメッセージに対して、良い方向に進むよう促される一方で、消費者は疲れ果てて混乱し、どこから始めればいいのか、何が真実で、何が最も効果的なのか?そして個々の選択が本当にそれほど重要なのか、という疑問を抱くこともあると思います。

もちろん、個々の素晴らしい選択が持つ意義を否定するわけではありません。個々の行動は大きな変化を生み出すために重要です。しかし、どこから始めればいいのか迷っている場合は、意外にも簡単な方法があります。

それは、「健康を維持すること」

そうです、健康を維持することとは、かなり重要で効果的なエコな行動の一つなのです。では、健康を保つことがゼロウェイストな生活と何の関係があるのか?ちょっと探ってみましょう。
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【医療 x ゴミ問題】


     

なかなか難しい課題とはなりますが、多くの人が気づいていないのは医療業界(医機関や病院)が世界的なレベルでプラスチック廃棄物(および一般的な廃棄物)の最大の供給源であるということなのです。

具体的な数字は難しいのですが、医療分野で持続可能な慣行を促進する組織であるPractice Greenhealthの最新データによると、1つの医療ベッドに対して毎日約10-15キログラムのゴミが発生すると推定されています。
アメリカだけを見ても、これは1日あたり約14,000トンのゴミに相当し、そのうち3,500トンがプラスチック廃棄物となります。つまり、毎年約130 万トン(車 65万台ほど)のゴミが医療業界から発生しているのです。
同じ研究所はまた、病院廃棄物の〜25%がプラスチックであり、これには無数の包帯、手袋、ガーゼ、注射器、点滴袋など、病院が衛生と滅菌のために頼る使い捨て品が含まれます。
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では、日本を見てみましょう。
驚くことではありませんが、日本は世界で最も医療ベッド数が多く、2019年現在で約162万床(国連経済協力開発機構のデータによる)を有しています。これは1,000人あたりに対し13床で、アメリカや英国の1,000人あたり3床と比べて非常に高い数です。つまり、日本の医療業界からは年間約25百万トンの使い捨てプラスチックゴミが発生しているのです(推定)。
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また、ベッドだけがこれらの病院の廃棄物の源ではありません - 手術室からも多くの廃棄物が発生しています。一般的な手術1つだけでも、10キロの廃棄物が発生すると推定されており、そのほとんどがプラスチックであり、廃棄物の源は、手術前に除去して廃棄するポリプロピレンの青い包装材なのです。

  


廃棄物の生成量だけでなく、医療施設は非常に多くのエネルギーを消費しています。エネルギーを大量に消費する機器、常時稼働する換気、24時間365日の暖房、冷房、電力使用により、医療業界はエネルギー消費量で4番目に大きな業界であり、また世界的な規模でのCO2排出源でもあります。

医療ケアと使い捨てプラスチックとの関係は非常に難しい問題であり、専門家は使い捨てプラスチックが汚染リスクを最小限に抑え、滅菌環境を維持する上で最も効率的な方法であると述べています。もちろん、医療機関の場合、このような使い捨てプラスチックが救った命の数は測り切れません。この分野で感染を防ぎ、清潔感を保つために必要とされる使い捨てプラスチックの否定もしません。
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ではここで、あなたには何ができるでしょうか?
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病院でプラスチックを拒否することはほとんど不可能であり、医療的治療や病気を完全に防ぐというのも不可能であります。ただ、最善の行動は自分の健康を保ち、手術室や病院のベッドをなるべく使わないようにすることです!もちろん、必要に応じて医療を受けることが大前提ですが、健康を保つことはは自分にも、そして地球にとっても、大きな影響力のあるエコアクションであるのです。
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今もし健康であるなら、それを維持し、本当に医療が必要な方のためにも良好な状態を保つ努力をしていきましょう!

いざ!ヘルシーライフ

「健康を保つ」とは、人によって異なる意味を持ちますが、健康のための共通点もあります。例えば、

   

  • 野菜やフルーツをたくさん食べること
  • 加工食品や糖分の摂取を減らすこと
  • ラベル(ヴィーガン、フレキシタリアン、ベジタリアン、肉食主義者、ペスカタリアン、フルーツ主義者)にこだわらず、自分の体に最も合った食事法を見つけること。もし肉を食べる場合は、グラスフェッドの肉を選ぶこと!
  • 適度な運動をし、日光を浴びること!
環境に配慮した製品を使うことで減らせる、二酸化炭素排出量や石油使用量は限られていますが、ただただ健康でいるだけで、自分一人でもトン単位でそれらを削減することが可能なのです。
健康的な基盤を作り、ヘルシー&サスティナブルなライフを謳歌していきましょう!

1件のコメント

  • 賛成!病院の脱プラ対策としては最高に良い!
    自分が健康になるのが最良の方法ですよね!自分の体に投資しよう!ちゃんとした食事を!気持ちよく!楽しく!

    じゅんきち

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