固形ヴィーガンシャンプーとは?使い比べの結果!

最近は日本でも盛んになってきた「ヴィーガンライフスタイル」。プラントベースの食・ファッション・コスメはもちろん、生活のあらゆる場面で完全に動物性のものを省くという傾向が増えています。



そんなところで今日はminimal living tokyo.のセルフケアアイテムの中でも 人気の高い固形シャンプーについて。最近はヴィーガンシャンプーのブランドも増えており、買う前にそれぞれのシャンプーの特徴や使い心地を知りたいという方へ、三つの商品の違いをまとめました。毎日使うものだからこそ環境、体にいいものを選びたいですよね!

そもそもヴィーガンシャンプーとは?と疑問に思うかもしれませんが、ヴィーガンシャンプーとは「100% 植物性」だけではなく「クルエルティフリー」(動物実験ゼロ)という要素が含まれています。市販のシャンプーには動物性のコラーゲンやハチミツなどが配合されていることがありますが、それより怖いのが動物実験。ヴィーガンシャンプーを選ぶことにより、このように「アニマルウェルフェア(動物福祉)」のことも考慮した企業や製品をサポートできます!

本日取り上げる商品はこの三つ:

① 海藻シャンプーバー by NO TOX LIFE
② 無香料シャンプバー by Humby Organics
③ シャンプーバー (Pinkalicious) by Ethique
④ シャンプーバー  (Jumping Juniper) by LUSH

まずは基本的な情報:

値段 内容量 洗える回数
海藻シャンプーバー (No Tox Life) ¥2,750 85g 60-80回
無香料シャンプバー (Humby) ¥2,200 68g 50-60回

シャンプバー (Ethique)

¥1,980 110g 80-100回
シャンプーバー(LUSH)
¥1,250
55g 30-60回



海藻シャンプーバー by NO TOX LIFE  ¥2,750



ヴィーガン&ゼロウェイストのセルフケア商品に特化しているアメリカ発のブランド。日本でも大人気の VEGAN DISH BLOCK (ワッシングブロック)を開発した母と娘チームで、とことん植物性・パームオイルフリー・クルエルティフリー・安全な原材料を、調達の時点から強くこだわる製造者。

海藻シャンプーバーは minimal living tokyo.  でも高いリピーター率を誇るシャンプーバー!固形シャンプーの中でも固形特有の「きしみ」が最小限に抑えられ、髪の毛の保湿を重視した商品です。コンディショナーなしで使えるという方も多いのですが、海藻コンディショナーバーと合わせて使うことで、より髪の毛のツヤ、しなやかさがアップします(コンディショナーバーは1分ほどつけ置きするをするとトリートメント代わりにもなります)。

お客様の声:
「液体シャンプーとなんら変りない使い心地。コンディショナーは驚くほど髪がつるつるに!」
「今まで使ったシャンプーバーの中で一番泡立ちがよく、香りも人工的な感じがなく素敵です!」
「海藻シャンプー激しくお勧めしますー。シャンプー単体できしまないのはこれが初めてで、他の固形には戻れないです。追いトリートメントするとまさにしっとりツルツル!」

難点:
- 保湿重視のため、他の固形シャンプーに比べると溶けやすい
- 値段が高め
- ほんのり自然のミントの香りがあるため(香料にローズマリー葉油、ユーカリ葉油、スペアミント油を使用)無香料にこだわる人又は精油などにアレルギーを持つ人には適さない。

主な原材料とその役割:
- 褐藻エキス: 髪の毛の根までミネラルを与えながら、ダメージケア
- ラウロイルメチルイセチオン酸Na: 優しい泡立ちを持つ植物性のマイルドなクレンジング (SLS 界面活性剤 不使用)
- マカデミア種子油エステルズ: マカダミアオイルを軽くした油成分。髪の毛にほどよい保湿と柔らかさを与えます。
- カカオ脂:髪の毛にツヤ、柔らかさを与える自然・ヘルシーな脂成分。

無香料シャンプーバー by Humby Organics ¥2,200

 
(写真:https://humbyorganics.com/)

アメリカ発のエコ&ゼロウェイストなビューティコスメアイテムの製造者。もちろん、すべての商品がアメリカでハンドメイドされているということも嬉しいポイント。原材料の調達もすべてエシカルに行われ、商品はすべてパームオイルフリー。市販のシャンプーによく使われている保存料、パラベン、酸化防止剤、や人工香料も使用されておりません。

こちらの無香料シャンプーはほぼ天然の脂成分を元に作られております。無香料という点もあるので、香料用に使われる精油も全く使用されてなく、シャンプー自体は原材料のみの香りだけがあり、敏感肌の方も安心して使える商品。天然油が原材料のベースとなっているため、保湿作用はあるものの、多少きしみやすい固形シャンプーバー。だが固めに作られているため、海藻シャンプーバーなどに比べると溶けにくく、さらっとした洗い上がり。

お客様の声:
「無香料のシャンプーは優しい洗い心地なのに泡立ちおmよく頭のかゆみがなくなり最高!」
「洗い上がりは多少きしむが、コンディショナーと一緒に使えばツルツルで問題なし!」

難点:
- 髪の毛がきしみやすい
- シャンプー単体では利用しにくい

主な原材料とその役割:
- ココアキル硫酸Na: ココナッツオイルの脂肪酸に由来する髪とお肌を洗浄する成分(石油由来のラウリル硫酸Naの代替品)
- レモン果汁、レモン果皮: 髪の毛の pH バランスを整えながらフケなどを取り除く
- カカオ脂:髪の毛にツヤ、柔らかさを与える自然・ヘルシーな脂成分。

シャンプーバー by Ethique ¥1,980


(写真:www.ethicame.com)

ニュージーランドの大学生が母と一緒に立ち上げたプラスチックフリーのコスメブランド。溢れるプラスチック容器のゴミと液体シャンプーに含まれる「水」の無駄さにうんざりして自分のキッチンでシャンプーを作り始める!今はシャンプーやコンディショナーだけではなくボディ・フェイスローション(すべて固形)なども製造している。

多くの固形シャンプーバーと違い、四角い形がシャワーの中でしっかりとグリップしやすく滑りにくいのも良いポイント。何種類もの香りから選べて、髪質にあったオイルやフルーツエキスが配合されているものを選ぶことができます。携帯できる専用ケースも販売されており、定期購入などのサービスもあるようです。

お客様の声:

皆さん書かれているように、洗い流すとキシキシします。なので、これ1個では終われないです。トリートメントもセットで使用することがおすすめです。」
シャンプーバーははじめてだったのでキシキシ感にびっくりしましたがエティークのコンディショナーバーを使うとちゃんとサラサラになります。残らないですが香りも癖がなく良かったです。」
「めちゃくちゃいい~!オーガニックとか環境に配慮したとかいう商品って使い心地がいまいちだったりすることが多いけど、これは違う。というより初めて出会った。」
(@cosme からの口コミ)

難点:

- 髪の毛がきしみやすい
- 匂いが強い
- シャンプー単体では利用しにくい
- 多少溶けやすい

主な原材料とその役割:
- ココイルイセチオン酸Na: ココナッツオイル由来のクレンジング成分。泡立ちに優れているが、脱脂力が比較的弱いため、髪の毛のパサつきを抑えながら綺麗にする。
- ココアキル硫酸Na: 同じくココナッツオイルの脂肪酸に由来する髪とお肌を洗浄する成分(石油由来のラウリル硫酸Naの代替品)
- デシルグルコシド: 汚れを落とす成分だが、水分は取り過ぎないという特徴を持つ
- ステアリン酸: 天然の乳化剤として乳液やクリームの伸びや固さを調整し、安定性を保つための成分

紫ショックシャンプーバー by LUSH 

 
(写真:https://jn.lush.com/)

イギリス発のバスグッズで有名なブランド。1995年立ち上げ当初から「ハンドメイド」&「動物実験反対」という信念をもとに商品開発を進める。固形シャンプーなどの開発はすでに 20 年前から始めていたパイオニアでもある LUSH は、今でも簡単包装や包装なしのコスメなどを取り扱っており、LOHASコミュニティの中でも唯一「エコ」なブランドとして知られている。

LUSHではたくさんの種類のシャンプーバーを取り扱っているが、今回取り上げているのは「紫ショックシャンプーバー」。ジュニパーベリーを含むシャンプーは、頭皮や髪の毛の余分な脂を取り除く働きがあるとともに、頭皮のバランスも整えてくれる。香料にはラベンダー、ローズマリー、ジュニパーベリー、レモン、ライムが使用されている。

お客様の声:
「爽やかな香りが良いです。重めのワックスやスプレー等を使用した時、また頭皮のベタつきが非常に気になる時の救世主です。本当にすっきりと洗いあがり気持ちが良いです。男性でちょっと臭いが気になる方にもよいかもしれません。このバーは固めなので最後までしっかり使う事ができコスパもよいです。」
レビューや評価の高さの割には匂いも洗浄力もそんなに、、、?」
「1年半ほど前から紫ショックを使用していました。忙しくてシャンプーできない時、以前なら臭いが気になっていたのに、「あれ?臭くない・・・」と気づいて、主人にも勧めました。 凄いです!」
(LUSH サイトからのレビュー)

難点:
- 髪の毛がかなりきしみやすい
- 匂いが強い(バスルーム全体に広がるぐらいの強さ)
- シャンプー単体で利用した場合髪の毛パサパサ。

主な原材料とその役割:

- ラウリル硫酸Na:石油由来の界面活性剤の一つ。泡立ちに優れており、石鹸の代わりのクレジング材として多くのコスメ用品に使用されている。
- ラベンダー花エキス:お肌トラブルの改善などに優れているエキス。ヘアケア商品に使われると頭皮のバランスや髪の毛への潤いなどを補給する役割をする。
- ローズマリー葉エキス:頭皮を清潔に保ちながら髪の毛にツヤと潤いを補給。

 すべての原材料の違いはこちら:

NO TOX LIFE
褐藻エキス、ラウロイルメチルイセチオン酸Na、マカデミア種子油エステルズ、カカオ脂、ココイルメチルタウリンNa、コカミドプロピルベタイン、ココイルイセチオン酸Na、ヤシ油、ベヘントリモニウムメトサルフェート、セタノール、BG、プロパンジオール、ステアリン酸Na、セテアリルアルコール、ポリソルベート60、フェノキシエタノール、カプリリルグリコール、ソルビン酸、ローズマリー葉油、ユーカリ葉油、スペアミント油、クエン酸
HUMBY

ココアキル硫酸Na、レモン果汁、レモン果皮、カカオ脂、ヤシ油、ヨーロッパキイチゴ種子油、ビオチン、葉酸、シアノコバラミン、ナイアシンアミド、パントテン酸、ピリドキシン、リボフラビン、チアミン、酵母ポリペプチド、アンズ核油、アサ種子油

ETHIQUE 
ココイルイセチオン酸Na・ココアルキル硫酸Na・デシルグルコシド・ステアリン酸・カカオ脂・ステアリルアルコール・ヤシ油・乳酸・グリセリン・セタノール・トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル・グレープフルーツ果皮油・ベヘントリモニウムメトサルフェート・バニラ果実油・マイカ・酸化鉄 (PINKALICIOUS)
LUSH ラウリル硫酸Na、 水、 ラベンダー花エキス、 ローズマリー葉エキス、 レモン果皮油、 香料 (セイヨウネズ果実油、 ライム油)、 PG、 紫201

 

固形シャンプーは、他にも色々な種類を買うことができます。毎日使う人もいれば、2日や3日おきという人もいて、シャンプーの使用頻度や髪の長さ・質も、みんな違うので「絶対にこれ!」というものを見つけるのはなかなか難しいですよね。ドラッグストアで売っているごく一般的な液体シャンプーに比べると値段も高いため、ちょっと手が出しにくいな、と感じている人も多いかもしれません。

でも、使ってみると良いこともたくさんあって、割と液体に戻れない!という人がとても多いです。

こちらのブログが少しでも選ぶ基準でお役に立てたら嬉しいです!

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