私にとって以前、キッチンはストレスの多い場所でした。食材やプラスチック製品からのゴミや廃棄物が誕生する場所であり常に試行錯誤を繰り返す疲れる場所だったのです。
しかし、すべてを完璧に行うことよりも(完璧になることはなく、失敗することで疲れ果てました)、心地の良い空間を維持できる小さな習慣を行うようにしてから、私にとってのキッチンは居心地が良く、自分の体を作るエネルギーを生み出す場所に変わりました。
無駄を減らし、整理し、気分が良くなるキッチンづくりのアイディアを紹介します。
1. 冷蔵庫から整理しましょう!
パントリーや冷蔵庫の中で賞味期限が切れたものを見つけたり、あと少し残していたものが腐っていた経験はありませんか?パントリー、冷蔵庫を整理整頓しておくと、賞味期限が近い食材を把握しておけたり、買い物に行った時にも何を買うべきか正確に選択することができ量になります。
忙しい中で整理する習慣を身につけるには、まず冷蔵庫から行うとよいでしょう。ポイントは以下の通りです:
- 冷蔵庫は時に少なくとも月に 1 回、週に1 回は掃除をする習慣をつけましょう。
- 掃除をするポイントは、全ての食材を取り出してから掃除をすることです。
- 冷蔵庫の中の全ての品物、量がどこにあるか分かるように透明の瓶などを使いましょう。
2. 購入はより少なくし、満足度をあげましょう。
キッチンや冷蔵庫を整理する、というと新しい商品を買いたくなる気持ちは分かりますが、実際は必要ありません。冷蔵庫やパントリーがいつもいっぱいなら、それは見直す必要があるかもしれません。家族の人数、場所にもよりますが、理想は冷蔵庫の中も常に『余白』が残されている状態です。
何も置いていない『余白』があれば、お誕生日をお祝いしたケーキの残りやテイクアウトをして残ったものなど余裕を持って冷蔵庫に保管し、実際に食べきることができます。また空間に埋め尽くされていない余白が存在することは精神的な余裕を生みます。キッチンは食材を調理し、体の燃料となる食事を生み出す創造の場所です。余白があることで精神の落ち着きを取り戻し、よりクリエイティブに食材を調理し食事することができるようになります。
- パントリー、冷蔵庫の中にスペースを確保し、常に余白がある状態にしましょう。
- 余白の場所は、誕生日ケーキや頂き物など “一時保管” の場所としてすぐに食べきる、使い切ることを意識しましょう。
3. 似た物同士をグループに配置、使用頻度を確認しましょう!
パントリー、冷蔵庫の中も朝食、子供のお菓子、おつまみ、など似た物同士をグループに分けてゾーンに分けて配置すると自分だけでなく家族も明確に場所が分かりやすくなります。その次に、各カテゴリーの食品がどれくらいの頻度で補充が必要かを考慮します。自分と家族がよく消費するものは案外限られています。
- グループ分けをする:お菓子類、粉類、など似たようなアイテムをグループ化し、専用ゾーンに配置することで補充の有無が明確になります。
- 頻度を確認しておく:頻度がわかれば無駄、余分な買い物がなくなり、なくなるかもしれないから買っておこう、という余計な考えを持つ時間も減ります。
4. 食品をより長く新鮮に保つ知恵を身につけましょう。
食材に合った正しい保管方法で保存することが、食材を長持ちさせる最大の秘訣です。私は保存方法が分からない食材はよくマルシェや農家さんと直接話す機会があった時に聞くようにしています。ここではいくつかのアイディアを紹介します。
- 葉物野菜:洗ってペーパータオルか布巾で包み、容器か密封したビニール袋に入れて冷蔵保存すると、より長く新鮮さを保つこと ができます。レタス、チンゲン菜、スイスチャード、ケール、ほうれん草などでもこの方法が使えます。
- アスパラガス、ハーブ類:茎を湿らせたペーパータオルで包んで湿気を保つか、ボウル、グラスに入れた冷水の中に茎を立てて保存するとより長持ち。
- 根菜類(ニンニク、タマネギ、ジャガイモ、サツマイモ、カボチャなど):根菜は、食器棚や冷蔵庫の外の涼しく、暗く、乾燥した場所に保管するといいでしょう。
- トマト:直射日光を避けて室温が良い方法です。熟したら冷蔵庫に入れてください。
- 生姜:濡らした新聞紙などで生姜を包む。また、冷蔵庫で生姜全体が被るくらいの水をためた瓶に入れ、数日おきに水を換えれば保存可能。
5. 使いきれない野菜は冷凍し、食べ切りましょう!
お買い得だったり、安くなっていたからという理由で多く買いすぎたことが私にはあります。特に新鮮なうちに食べ切る必要がある葉野菜は、せっかく楽しみに購入したのに使いきれずに冷蔵庫の中でシワシワになっていた、なんてことも。
そんな時、私はシワシワになった葉野菜と水をブレンダーで混ぜ、製氷器に入れて冷凍庫で固め、スムージー用の常備食を作ります。シワシワになったからといって捨てないで。また冷凍庫を活用して、『食べ切ること』を目標にしてください。また冷凍庫の中も余白があることをおすすめしますよ。
6. シンプルに保ち続けて!
私は以前、素敵で機能的、持続的なキッチンにするために食器、調理器具、サスティナブル雑貨など欲しい物がたくさんありましたが、今は大小の鍋1つずつ、フライパンも1つ、食器は3年以上新しいものを購入していませんが、300以上のレシピを生み出しています。
料理、オーガナイズ上手は少ないもので簡潔に調理し、楽しんで食事をすることが何よりも毎日気持ちよく過ごせて有意義な時間を生み出すことがわかりました。
私はオーガニックコットンティーバッグ、オーガニックコットン巾着、しゅろボトルブラシ、びわこふきん、ソープバック、ステンレス製お弁当箱、ディッシュブラシ、バンブー石鹸などの大ファン!一度購入してから消耗品でない限り使い続けています。
キッチンが美しく、心地よくなるアイテムを使い、整理術を少しずつ習慣にして人生を豊かにしていきましょう!
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