知らなかった!プラスチックが潜む場所

いつも私たちをフォローしていただいてる方は、なぜプラスチックが環境へ負荷を与えているか分かると思います。

石油由来のプラスチックは、自然の環境のなかで完全に分解されることなく、半永久的に環境に残り、海洋汚染問題や地上のゴミ問題の元となっています。

日常生活を送る中で、ペットボトルやプラスチック容器など、使い捨てプラ製品を生活の中からなくすことはわりと簡単かもしれません。しかし、一見プラスチックを含んでいないように見えるものはどうでしょう?

実はプラスチック成分が含まれていた?!というものを今日は紹介していきます。

⑴紙製コーヒーカップ

大好きなコーヒーショップに立ち寄ったのに、マイカップを忘れたー!そんな時に、紙コップだったらまだいいかな?と思いコーヒーを注文してしまう。でも、その紙製カップは防水性を保つために高密度ポリエチレン(HDPE)グレードのプラスチックフィルムで内側がコーティングされているのです!

2020年に行われた研究によると、市販されている5つの使い捨て紙コップのうち、4種類がプラスチックコーティングされ、同じ研究グループによると、コーティングされた紙コップでホットドリンクを飲むと、「ミクロンサイズのマイクロプラスチック粒子が100ミリリットル中に約2万5000個含まれている」ことが分かりました。

このような紙コップはプラスチックを含むため、当然リサイクルもできません。必ずマイカップを使うか、コーヒーショップの reusable マグカップなどで注文しましょう!(同じ原理で、牛乳パックなどもこのようなプラスチックコーティングが使われてます)

参照:(https://gigazine.net/news/20201220-coffee-tea-paper-cups-microplastic/


⑵ 歯磨き粉・洗顔料・シャンプー

古い角質の除去や洗浄を目的とする「スクラブ剤」は「マイクロプラスチックビーズ」という5mm以下のプラスチック成分でできており、こちらを原材料とする歯磨き粉や洗顔のような身近な化粧品はまだ市場に出ています。2015年以来、アメリカやヨーロッパでは生産廃止が進んでいますが、日本ではまだ規制がありません。現在は環境問題への意識が拡大し、徐々に使用する企業は減少過程にあります。ただ、スクラブ剤のほかにも、ポリエチレン(プラスチックの種類)は、クリーミーな感触保つためにも使われ、スティック・ペンシル系のコスメ製品にも使われていることが多いので、必ず成分を確認し、自然由来のものが使われているか確かめてみましょう。


⑶ ガム!


チューイングガムの主な原材料は「酢酸ビニール樹脂」と呼ばれる石油を精製して合成されたプラスチック化合物です!😱
昔は天然原料チクルが使われていたようですが、チクルの生産量減少や低コストなプラスチック開発により、ガムはプラスチックを主な原材料としているものが主流となりました。
ちなみに、酢酸ビニール樹脂は、木工用ボンドや乳化剤・化粧品・洗濯のりなど、食用でないものに多く使用される成分です、、、😱😱😱

参照:(https://chisou-media.jp/posts/1370

⑷ポリビニルアルコール

(photo: https://www.thespruce.com/how-to-use-single-dose-pods-2146624)


ポリビニルアルコールとは、合成樹脂の一種であり、幅広い用途があります。主に、接着剤として使われ、生活に使う身近なものの多くに含まれてます。

イメージがつきやすいものとしては、写真のような1回使い切りタイプの洗濯用洗剤の外側のフィルムなどがあります。耐水性がありながらも水に溶けやすいという特有の性質を持つポリビニルアルコールは、安全なプラスチックという研究も出ています。しかし、主原料がプラスチックである限り、肉眼では見えないほどに解けたとしても、溶け出したプラスチック成分の濃度は残り、マイクロプラスチックとして残ってしまう懸念もあります。

ポリビニルアルコールは、コンタクトレンズ用の装着液や目薬などにも含まれています。液体洗濯洗剤の代替えとして近年注目を集めている1枚ずつ紙状のようになっている洗濯洗剤シートなどにも含まれているので、注意したいポイントです。


⑸ウエットティッシュ

ウェットティッシュ自体、ほとんどのものがプラスチック由来の不織布(ポリエステルなど)でできています。中でも厄介なのは「トイレに流せる!」と表記のあるお掃除シートや赤ちゃん用のおしり拭き。トイレットペーパーのように瞬時に水に溶ける性質を持っていないため、汚水処理施設でパイプを詰まらせる原因となったり、細かいマイクロプラスチックに分解され、海へ流出していきます。イギリスの大手小売店テスコ、は年内にもプラスチック由来のウェットティッシュの販売を禁止する方向にあり、すでに代替えの天然繊維ビスコースを使用したウェットティッシュの開発を進めているそうです!清潔好きな日本人のウェットティッシュの消費量を考えると、日本でもこのような動きが動きが見れるといいですね。


⑹アルミ缶


ほぼ全ての飲料用アルミ缶がプラスチック塗料コーティングされているのを、ご存知でしたか?!個人的に、私もこれにはびっくり!

アルミ金属が、内容物と接触した時に人体に害のある化学反応などが起きないように、アルミ缶の製造時に、内側に薄いプラスチックベースのコーティング加工が施されます。数年前、アルミ缶入りの飲料に大量のBPA(プラスチック成分の中でも発がん性などの疑いの高い種類)が含まれていいたことが話題にもなりました。最近では「BPAフリー」と記載されている缶詰め類を見つけることもできますが、「BPAフリー」=「プラスチックフリー」ではないので、こちらも要注意です!

⑺ ティーバッグ

茶葉が入っているティーバッグのほとんどは、ポリプロピレンというプラスチックでできています。プラスチックフリーと書かれている場合でも、植物性由来のプラスチックやバイオプラスチックを使用している場合が多く、ティーバッグの強度を増すために、コットンなどにポリエステル繊維をブレンドしています。このようなプラスチック成分が含まれたティーバッグに熱湯を注いで飲んだ場合、一度に116億個のマイクロプラスチックが放出する可能性もあり、体内で吸収されると言われているのです!お茶を買うときはルースリーフを選んだり、量り売りで買うなどの工夫をし、コットン製ティーバッグやステンレス製の茶漉しなどを使うようにしてみましょう。

参照:(https://www.elle.com/jp/gourmet/a39184724/plastic-free-teabags-220228-hns/

⑻海塩

マイクロプラスチックが大量に海に放出されることで、海塩からもマイクロプラスチックが検出されるという研究が数年前に発表されました。衝撃的なことに、世界各地で集められたサンプル39個のうち、36個(約9割)にマイクロプラスチックが含まれていたのです。中でもアジアは最もマイクロプラスチックの割合が多く、プラスチック汚染が深刻な地域こそ、海塩に含まれるマイクロプラスチックの量も多いことが判明。

同じ研究によると、マイクロプラスチックを含む塩の種類の中でも、海塩に最も多く含まれ、湖塩、岩塩と続くこともわかっています。単純にどの地域の塩を買えば安全、ということはなく、マイクロプラスチックは世界全域で取れる塩から検出されていることが問題視されています。最近では、マイクロプラスチック検出結果が記載されている食塩もあるようなので、買い物時にチェックしたいポイントですね!

参照:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/101900449/?P=1

 

以上が、意外なところに潜むプラスチック特集でした。

みなさんは、いくつご存知でしたか?プラスチックを完全に避けて生活をすることは難しいですが、使われているものを理解し、環境負荷をより減らしながらうまく付き合っていけることが理想ですね。

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