遊びながら学ぶ!ゴミの行方
皆さんは、ごみゼロゲームというゲームを聞いたことがありますか?
「ごみゼロゲーム」は、ゼロ・ウェイスト・ジャパンが制作したボードゲームで、小学3、4年生以上を対象とした、遊びながらゴミを減らす方法や処理方法、環境へのインパクトが学べるゲームです。
このゲームは全国の教育機関や企業などを対象に、貸出や販売をしていて、誰でも体験することができます。
意外と知らない、ゴミの行方
日本はプラスチックのリサイクル率が非常に高いと言われつつも、実はそのほとんどが燃やされてエネルギーとして使われる「サーマルリサイクル」であることは以前のブログで紹介しましたね。
ゴミゼロゲームの中では、色々なものが描かれたカードがあり、それをどうすればゴミとして破棄せずに済むかを考えるチャレンジがあります。
例えば「ペットボトル」であれば、使い終わった後「捨てる」以外の選択肢は何があるのかをチームになって考えます。再利用できるのか、リサイクルできるのか、それともそもそもペットボトルを買わないのか?
「ゴミとして捨てない」という選択肢をするには、その幾つも前のステップからそれを避けることのできる選択をしなければなりません。次に起こることを予測して考えたり、普段捨てていたものが実は破棄方法が違っていた、など大人でも知らない「ゴミの行方」がたくさんあります。
ゴミを減らしてポイントゲット!
写真:Zero Waste Japan
ゲームの中で選択できるアクションには、お馴染みの3Rの他に Rot(コンポスト)やリメイクなどもあります。
リメイクは2ポイント、リユースは4ポイント、などゴミになる確率が低い選択肢ほどポイントが高く、リフューズ(そもそも消費しない、使わない)を選ぶと一番高い5ポイントがゲットできます。
いつも当たり前に使っているものでも、「あれ?もしかしてなしでもいけるかも?!」と物事を新しい角度から考えるきっかけができます。そして、代わりに何が使えるか、どうしたら繰り返し使えるか、などその先に発展させることが可能です。
ごみゼロゲームのファシリテーターになれる!
このごみゼロゲームは、今まで多くの小学校や中学校などで購入され授業やイベントの一環として使用されてきましたが、自分の通っている学校でもやりたいな、と思ったらゲームのルールや遊び方を説明してガイドしてくれる「ファシリテーター」を呼ぶこともできます。
ファシリテーターの方々と一緒にゲームをして、より深く学びを得ることができます。また、自分もファシリテーターとしてごみゼロゲームを広めたり、住んでいる地域でゲームイベントを開催したい、という方も、専用のレクチャーを受けてファシリテーターになることができます。
私も過去にイベントなどで何回か挑戦したのですが、大人でもかなりアツくなれる奥の深いゲームなので、コミュニティを変えてやると毎回違う雰囲気になって本当に楽しいです!
ごみゼロゲームの詳しい情報はこちら!→ Zero Waste Japan
ごみゼロファシリテーターについてはこちら→ 公認ファシリテーター