クリスマスツリー:飾るなら、ホンモノ派?ニセモノ派?
いよいよ12月!
ホリデーシーズン、都心では至る所でライトアップが始まり、クリスマスマーケットなどが開催されてこの時期らしい賑やかな雰囲気になっています。
クリスマスといえばクリスマスツリーですが、皆さんはお家でツリーを飾っていますか?ここ最近は日本でも、北米や北欧のように本物のもみの木を購入できる場所もあります。今週のブログでは、本物のモミの木と、ニセモノのクリスマスツリー、両方のポイントとそれ以外のオプションをふまえ、皆さんに合ったクリスマスツリーの選び方をお伝えします!
Oh! Christmas Tree!
真っ白な雪景色の中でより一層美しく伸びる大きなモミの木。モミの木には2、3種類がメインですがどれも葉の色が濃く、木の香りが強いので、お部屋に置くと部屋中にモミの木の香りが広がりとても心地よいです。
私もカナダでホストファミリーと一緒に住んでいた頃は、毎年11月末にクリスマスツリーを育てているファームに行き数百本のモミの木の中からお気に入りを見つけ、自分たちでノコギリで切ってかついで持ち帰っていました。本物のもみの木を生きたまま持ち帰るのでずっしりと重く、木の良い香りがしました。家に帰ると、専用のスタンドに立てて、スタンド内に水を入れて木がすぐに枯れないようにセッティングします。そのあとライトをぐるぐると巻いて、オーナメントを飾りました。ホットチョコレートを飲んで、クリスマス音楽をかけながらツリーを飾るという「ザ・クリスマス」なこの感じが私は大好きでした!
本物のもみの木を育てるファームは通常ツリーの栽培に特化したファームが多く、クリスマスシーズンが終わればそこにまたツリーを戻しに行きます。ツリーはそのあとウッドチップなどに加工されまた翌年のツリー育成のための土壌づくり用に使われていました。こうして考えると、せっかく育ったモミの木を切ってしまうことに罪悪感が出るものの、きちんと土に還されているという現実は心地よいなと感じます。ただ、モミの木の栽培には非常に多くの水が必要で、ファームによっては地球に優しくない農薬を使用している場合もあるので、選ぶ環境にあるときはこういった点に気をつけて選びたいですね。
ちなみに日本では、全国のIKEAで毎年本物のモミの木が購入できます。シーズン後は購入した店舗に持ち込めばツリーの回収&リサイクルもしてくれるシステムです。
また、casa tree というサイトでは本物のモミの木を「苗」ごと注文することができます!こちらはシーズン後返却すると、また土の中に植え戻すので、モミの木は成長を続けることができ、翌年また「レンタル」することができるのです。
ニセモノのクリスマスツリー
本物のモミの木でない場合、一般的にクリスマスツリーは葉っぱの部分がプラスチック製で芯や枝の部分は金属製のワイヤーなどでできています。言い換えれば、半永久的に分解されず残る原料で作られているわけでプラスチックフリーとは程遠いのですが、、、こういったクリスマスツリーもデメリットだけではありません。
小さい頃実家で飾っていたツリーはプラスチック製のものでしたが、私がまだ2、3歳の頃に母が購入して、なんと昨年まで現役でした!(私はアラフォーなので実に35年弱、実家で飾られていました!)高さ120cmほどの小さめのツリーでしたが、枝が折れることもなく、葉っぱが落ちることもなく、とても丈夫で、最終的に表面のプラスチック葉が劣化してベタベタになってしまったので処分したようです。
毎年違うプラスチック製のツリーを購入し、使い捨てのように扱ってしまうとサスティナブルとは程遠いですが、母のようにずっと同じツリーを飾り続けることができるのは素晴らしいことだな、と思います。なので、もしプラスチック製のクリスマスツリーを持っている場合や、購入を考えている場合は長く飾れることを念頭において、丁寧にお手入れをして保管できるといいですね。
ホンモノ・ニセモノ、、、とそれ以外!
クリスマスツリー=モミの木ではいけない、ということはありません。伝統的なツリー以外にもクリスマスツリーとして飾れるオプションがたくさんあります。
・クリスマスツリータペストリー
ツリーを飾りたいけどスペースがない、、、という場合にかなり良い!壁一面にタペストリータイプのツリーが飾れます。タペストリーによってはオーナメントが飾れるループがついているものもあります。アーティスティックなら、大きな白いキャンバス生地を買って、アクリルペイントなどを使って自分だけのオリジナルツリーを描くのも良いですね!
・本を重ねてクリスマスツリー
Book Loverな人におすすめのクリスマスツリー!本の量やサイズによってツリーの大きさが変えられるので、卓上サイズから大きなものまで、飾りたいスペースの大きさに合わせて作れるところも良い!クリスマスライトをつけたり、上にスターや松ぼっくりを置いたり、アレンジは無限ですね。
・流木クリスマスツリー
インテリアとしても人気な流木。流木が多めの海岸が近くにあったらラッキー!たくさん集めてスーパーおしゃれなツリーが作れます!写真は数年前の我が家の流木ツリー。とても気に入っていたので何年か続けて作成して、クリスマスが終わった後は毎回、解体してキャンプファイヤー用の薪として使いました。
他にも枠にとらわれないツリーの形がたくさんあると思います。皆さんも何か良いアイディアがあれば、ぜひシェアしてください!
ツリーだけがクリスマスじゃない
長々とクリスマスツリーについて書きましたが、最終的にクリスマスツリーは必須ではないし、あってもなくてもそれぞれが素敵なクリスマスを過ごせればそれが一番GOODですよね。
プレゼントも同じで、「プレゼントをあげなければいけない」ということはない。「プレゼントが新品でなければいけない」や「手作りではいけない」などという決まりもありません。これも毎年思うのですが、私は誰かに贈るプレゼントのことを考えている時間がとても幸せだけど、結局一番楽しみなのは誰とどんな時間を過ごすか、だと思うのです。
ブラックフライデーが終わり、やっぱり思うことは、過剰消費がなんの解決にもつながらない、ということ。ものを所有することで得られる満足感は、大切な人と時間を共有することで得られる満足感とは全然違うんです。どちらの方が長く続くかなんて、言わなくてもわかりますよね。
With or without a Christmas tree, このホリデーシーズンも「消費」に追われることなく平和に過ごしましょう〜!