Cruelty Free is the Real Beaty
みなさんが使用しているコスメグッズ、どのようにして作られているか考えたことはありますか?
minimal living tokyo.で扱うコスメには、下記の絶対条件があります。
・100%ヴィーガン:原料、容器、全て動物性不使用であること
・クルエルティフリー:どの段階においても動物実験を一切していないこと
近年、「クリーンビューティー」というワードが使われるようになり、経済のサスティナビリティニーズに答えるため、多くのコスメ企業が動物実験を廃止したり、ヴィーガンコスメを開発しています。
私たちが日常的に使っているものでも、知らない間に動物実験に関与しているものを手にとっているかもしれない。本当にクリーンかどうかをどうやって知ることができるのでしょうか?
【動物実験って?】
コスメ製品以外にも、医薬品、医薬部外品、食材などの製品開発段階で様々な人体への影響や効果を図るためにその実験台として動物が使用されます。ラットやマウス、ラビットなどが犠牲となり、皮膚や目、体内に実験薬を投与して経過を見ます。目を塞ぎたくなるような実験方法も多々あり、大抵の場合実験期間を終了して生き残った動物たちも最終的には殺処分となります。
ヨーロッパやメキシコでは、法律で化粧品開発時の動物実験を禁止する法令がありますが、残念なことに日本では、法律により製品の開発段階で動物実験をしなくてはならない区分に当てはまる場合も多くあり、完全に排除することは難しくなっています。
【クルエルティフリーを選択する】
現在はたくさんの情報が更新されているおかげで、コスメ業界の中でもクルエルティな実験(残酷的、残虐的)から離れ、動物を痛めつけない方法で開発された製品を販売する企業をインターネットですぐに調べることができます。
人間の実力不足ゆえ、特に医療面では止むを得ない動物実験がまだたくさんあり、残念ながら動物実験自体の撲滅にはまだほど遠いと言えるでしょう。
それでも、少なくともコスメ業界では、ゼロにすることが可能なのです。すでに実践している企業がたくさんあり、日常的にそれらを選択することも可能です。今後のコスメ業界において、動物実験ゼロであることがスタンダード化されるためにも、私たちは意識して選んでいかなくてはいけません。
自分達が使用する電力や銀行を選ぶように、毎日使う基礎化粧品やコスメ用品も、同じようにエシカルやサスティナビリティを念頭に選択するようにしましょう。
【動物実験をしているブランドとしていないブランド】
企業規模が大きいほど、組織やシステムを変えることが難しいため動物実験ゼロに向けた動きは遅くなるように感じます。
しかし、LUSHのように最初から動物実験ゼロを全面に押し出している企業は、そのメッセージ性の強さから長年多くのユーザーに愛されています。
百貨店の化粧品フロアに並んでいる、CHANEL、SHISEIDO、M.A.C、L'OREAL、DIOR、Clinique、Shu Uemura、GUELANなどの "超一流コスメティックブランド"は、未だ動物実験に関わっています。
一方でWELEDA、Aesop、LUSH、ethique、ZAO、THE BODY SHOPなどは動物実験を行なっていないブランドとして知られています。
多くのコスメブランドが「クルエルティフリー」を掲げていても、そのブランドが大企業の傘下にあり、他ブランドでは実験が行われているというパターンもかなりあります。
一番最新の、動物実験をしていない企業リストはこちらから見ることができます!Cruelty Free Kitty Guide 2022
【ロゴからわかる!エシカルなブランド】
とはいえコスメブランドの選択肢はあまりにも多く、何から選んでいいかわかりませんよね。
クルエルティフリーかどうかの判断をするのには、主に3種類の認証機関を参考にすることができます。
・Leaping Bunny - 国際機関。認証機関の中でいちばん審査が厳しいですが、メジャーなブランドはこちらの機関をあまり利用することがありません。
・PETA - アメリカ機関。Leaping Bunnyのスタンダードより低くなってはいるものの、幅広いジャンルのコスメブランドが利用するため、選ぶ際の良いものさしになります。
・CCF Rabbit - オーストラリア機関。こちらは主にオーストラリア国内での国内ブランドのみが利用する機関なので、国際スタンダードではありませんが、オーストラリアのコスメ製品せ探す際には重要なポイントとなります。
どの機関も、コスメの動物実験で一番犠牲になっているウサギをモチーフにしています。
(Source: Cruelty Free Kitty)
【So what is TRUE BEAUTY?】
私たちは世の中に出ている様々なマーケティングから、常に「美しさとは何か」を問われています。
何かを犠牲にしたり、傷つけてまで、美しくなりたい!と思う人などいないと信じたい。私たちがおしゃれを楽しむため、キレイになるために、動物実験は必要ありません。
何も犠牲にしなくても、私たちは美しい。
胸を張って、クリーンビューティーを身に纏っていきましょう。
for the animals,