minimal living tokyo.が輸入製品にこだわるワケ

minimal living tokyo.のショップの特徴は、「世界各国からサスティナブルな製品をセレクト」していることです。

サスティナブルな製品を取り扱っていても、空輸で仕入れているのでサスティナブルではないのでは?

なぜ国産のものではダメなんですか?

お客さまからそんな質問をいただくことがあります。

そして私たちがどうして輸入製品にこだわるのか?

答えはとても簡単。

輸入製品ということに、特別なこだわりはありません。ただ理想としている製品が、輸入でしか手に入らない場合が多いからです。

すでにあるものを、みんなの手が届くところに

サスティナブルなビジネスを続けていくには、確固たるミッションとスタンダードが必要で、自分で言うのも何ですが minimal living tokyo.のスタンダードはかなり高いです!

私たちが考えるサスティナビリティとは

  • モノが作られるまでの生産に関わる人たちのQOLが保たれているか
  • 調達される原料がどこからくるか
  • 自然環境への負担がどれだけ軽減されているか
  • 動物実験の犠牲が出ていないか

これらを踏まえた上で、さらにはオーガニックやヴィーガンといった選択肢、プラスチックフリーやリサイクル可能な容器、生分解性などの条件も満たしているものが本当に持続可能であると考えています。

長年北米で過ごした私たちは、感覚的にも近所のスーパーやモールなどで手軽にサスティナブルな製品が手に入る環境に慣れていて、日本に帰国したときはあまりに少ない選択肢に衝撃を受けました。日本国内では消費者どころか、生産者もまだそのステージにいる段階ではなかったのです。

莫大なコストとエネルギーをかけて条件の揃った製品をゼロから作ることよりも、すでに存在している素晴らしい製品の数々を1人でも多くの人に知ってもらいたい。5年前、ショップを立ち上げた当初の思いはこういったものでした。

空輸のオフセット

私たちは一度の輸送でできるだけ多くの数の在庫を仕入れることができるよう、発注頻度を減らしできる限り船便を利用しています。

それでも製品の保管状態やクオリティを保つことを優先にすれば空輸での輸送に頼らざるを得ません。

ただ、一つ分かっているのは私たちの荷物があってもなくても、その空輸便は飛ぶということ。この便の飛行自体を削減することはできません。

飛行機に乗った後の「カーボンオフセット」はその後の自分の行動で排出した温室効果ガスを相殺しようとするアクションですが、私たちが輸入している空輸便のオフセットは、輸入後国内でできる限り実施しています。

例えば、オンラインストアの注文の出荷日数を制限し、集荷サービスに頼らず出荷場所まで持ち込んでいます。発送物にはできる限り新しい梱包素材を使わず、仕入れ先から受け取った梱包材を再利用しています。輸入する取引先にも「100%プラごみフリールール」を厳重に守っていただいています。

憧れはMade in Japan

近年のグローバル規模でのサスティナブルな動きに、日本もゆっくりではありますが前進しつつあります。5年前は「プラ容器の代わりに紙容器を」という提案に対して「そんなのありえません!」という答えだったものも、最近では選択肢が増えつつあります。

製品開発とは本当に時代の流れと共に変わっていくもので、5年前最先端だったものはもちろん今は違うし、必要とされているもの、人々が欲しがっているものも一分一秒変化しています。

ショップオープンから今までも国境にとらわれないサスティナブル製品をたくさん紹介してきましたが、もちろん国内においても私たちは探し続けています。

日本は世界的にも自給率の非常に低い国、それにより他国では簡単に手に入る原料も難しいことが多々あります。それでも気が遠くなるくらいの時間と労力をかけて、素晴らしいクオリティをここ日本でゼロから作ることができる企業や技術がやっと見受けられるようになってきました。

私たちもまだ手探り状態ですが、世界中のいろいろな部分をいいとこ取りした、超イケてるセレクトショップとして成長すべく、新しい挑戦もしていきたいと考えています。

We're in this together!

minimal living tokyo.が本当に恵まれているな、と感じるのはお客様から製品に関する感想や質問をいただくとき、サスティナブルなトピックについて一緒に話し合えるときです。最初は私たち2人だけのフィルターを通していた製品のセレクトも、年月を重ねていくうちに、周りのみんなの意見や要望が決断する上でのベースとなっていったからです。

お客様から「ミニマルさんだから安心して買えます!」といっていただけることがありますが、わたしたちからしてみれば「一緒に選んでくれているみんながいるから、誰もが安心して利用できるお店になった」と思っています。

minimal living tokyo.は実店舗を持たず、多くのお客様と実際にお会いできる機会は非常に少ないのですが、こんなにもコミュニティに恵まれたことに本当に感謝しています。

今後も、「今」必要とされているサスティナビリティを一緒に探求し続けられるショップでありたいと思っています。

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