Zerowaste Ambassador MAO 連載コラム【10月】
こんにちは!ゼロウェイストアンバサダーのMaoです。
月ごとの季節を感じながら、みんなが出来るサスティナブルアクションを発信しています。
10月の代表的なイベントといえば、ハロウィンですね!
最近の日本のハロウィンのイメージは、都心に仮装をした人たちが集まったり、ゴミがたくさん出てしまったり…環境に優しくない印象が強いかもしれません。
しかしもともとのハロウィンの起源は、人が集まって騒ぐイベントではありませんでした。
10月は本来のハロウィンの起源を正しく知り、サスティナブルな過ごし方を提案します。
ハロウィンの起源
ハロウィンの起源は、約2000年前のアイルランド。
古代ケルト人のお祭りが起源とされています。
- 11月1日から新年が始まっていたため、前夜の10月31日は「大晦日」であった。
- 先祖の霊が現世に戻ってくる日とされていた。(日本でいう「お盆」にあたります。)
- 収穫祭も一緒に行っていた。
ご先祖さまや、実りに感謝をする意味のあるお祭りだったんですね。
ジャック・オ・ランタンのゴミについて考えよう
ハロウィンの時期に飾りとして見かける「ジャック・オ・ランタン」。
観賞用のかぼちゃを使うため、味が薄くて水っぽく食べるには向かないそうです。そのため多くの家庭では、ハロウィンが過ぎた後のカボチャは、生ゴミへ廃棄されてしまいます。
例えばイギリスでは、ジャック・オ・ランタンの廃棄量が18,000トンにも及ぶそう。ハロウィンが終わったらただのゴミになってしまうなんて、もったいないですよね!
そこでただ廃棄するだけではなく、ハロウィンが過ぎたあとの再利用や代用ができないかを考えてみました。
①カボチャの種をスナックにする
カボチャの種はローストして食べることができます。普段は捨ててしまう部分が、おいしいスナックになるなんて嬉しいですね!
②カボチャのスープにする
食感が悪く 食用にむかない観賞用のカボチャも、スープにして味を調整すればおいしく食べることができます。
③観賞用カボチャ以外のもので代用する
食用のカボチャをくり抜いたりせず、飾っているだけでも十分かわいいです。
例えば…道の駅のファーマーズマーケットで、こんなにかわいい食用カボチャを見つけました!
バターナッツという個性的なカボチャです。アメリカではポピュラーですが、日本ではまだ珍しいかもしれません。
8月〜10月頃に出荷される野菜で、グラタン・スープ・サラダなど、幅ひろくおいしくいただけます。ひょうたん型で、見た目もとてもかわいいですね。
今回私は、グラタンにしてみました♡♡
バターナッツのグラタン
材料…バターナッツ、玉ねぎ、ベーコン、バター、薄力粉、牛乳、ピザ用チーズ、塩こしょう
- バターナッツを電子レンジで加熱、やわらかくなったらマッシュ状にします。
- 玉ねぎ、ベーコンをバターで炒めます。玉ねぎがしんなりしたら、薄力粉・牛乳・バターを入れ①のバターナッツと混ぜます。
- 塩・こしょうで味を整え、お皿にいれます。ピザ用チーズを上に散らします。
- 200°のオーブンで15分焼きます。
出来上がり!簡単です♡♡
普通のかぼちゃに比べ、ねっとりしていて濃厚で、とてもおいしかったです!皆さんもぜひ作ってみてください。
今年のハロウィンはどんなふうに過ごしますか?
ハロウィンは外に出て、仮装を楽しむだけのイベントではありません。今年のハロウィンは、家でゆっくりとカボチャ料理を作って楽しんでみてはいかがでしょうか?
ぜひ、ゴミの廃棄が少ないハロウィンを♡