これもプラスチック?!意外と知らない製品素材
7月は「使い捨てプラスチックについて考え、行動する」Plastic Free July月間ということで、プラスチックにまつわるトピックを取り上げています。
今週は意外と知られていない「隠れプラスチック素材」なものたちについて。
これを知っておけば、日々の中で消費する使い捨てプラスチックの削減に役立つかもしれません!
① ティーバッグ

多くのティーバッグには、防水性や形を保つためにポリプロピレンなどのプラスチックが使われています。特に透明のピラミッド型ティーバッグは、ナイロンやPET製のものもあります。お茶は通常沸騰したお湯を注いで淹れるので、その時に放出されるマイクロプラスチック粒子の数を考えると、できれば避けたいところ。メーカーによっては100%無漂白の紙パックを使用していたり、自分で茶漉しで淹れるルースリーフの茶葉タイプもあるので、そういったものを選んでいるといいかもしれません。
② レシート

レシートの感熱紙には、以前はBPA(現在はBPSに置き換えられている製品も多い)が使われているものがありました。紙ですが、プラスチック由来の化学物質との接点があります。必要ない時はレシートはいりません、と断りなるべく触れないようにしたり、そもそもレシート印刷を避けられるといいですよね。
③ ガム

え、口に入れるものなのに?!と驚くかもしれませんが、多くのチューインガムの「ガムベース」は石油由来の合成樹脂(プラスチック系素材)を含むことがあります。パッケージの裏を見ても「ガムベース」と記載があるだけなので一見はわからないのですが、食品添加物としても認められているポリ酢酸ビニル(Polyvinyl acetate:PVA)やポリエチレン(Polyethylene)が含まれていることが多いそうです。これを聞くと、さすがにガム食べられなくなってしまいますね。ガム好きな人は、「天然ガムベース」を使用しているメーカーを探してみましょう。
④ 紙コップ・テイクアウトの紙容器

コーヒーショップなどの紙コップは、防水のために内側がポリエチレンでコーティングされています。紙に見えても、耐水・耐油性を持たせるためにプラスチック加工されていることがほとんどです。この場合残念ながら「古紙」としてリサイクルすることもできず、一般的には可燃ごみとして分別するしかありません。毎日カフェでのテイクアウトが楽しみ、という方は、ぜひマイタンブラーの持ち込みを心がけてみてください。
ちなみに缶詰食品の、白い内側もプラスチックコーティングがほとんど!酸性の強い食材などだと尚更、プラスチック成分が食品に溶け出している割合が高いので要注意です。
⑤ ウェットティッシュ

「ティッシュ」とありますが、通常の箱タイプのティッシュとは異なり、ウェットティッシュやベビーワイプなどは紙ではなく、ポリエステルやポリプロピレンなどの化学繊維(不織布)でできています。マスクなどに使われる素材と同等のものになります。このような形態のものでも「トイレに流せる!」など書かれていることがありますが、これが実は下水で大量に詰まってしまいパイプが詰まるなど、大変な事態になっているケースも多いようです。そもそもトイレットペーパーのように溶ける素材ではないので、流すのはNGですよね。ウェットティッシュは汚れを拭き取った後すぐに捨てられるという利便性がありますが、手を洗ってタオルで拭く、濡れたタオルで代替えするなど、できるシーンでの工夫もしてみましょう。
⑥ フリース

寒い時期に重宝する暖かいフリース素材の上着や防寒グッズですが、フリースは100%ポリエステルで石油由来のプラスチック製品です。ペットボトルなどをリサイクルして繊維にしたものが使われているケースなどもありますが、いずれにしても素材はプラスチック。非常に細かい繊維は着用や洗濯の度に数万個が抜け落ち下水システムをすり抜け、海へを放出されます。目に見えないほどの細かいファイバーでも大量に流れ出て海洋環境を悪化させる大きな要因の一部となっています。洗濯時にそういった細かいファイバーを流出させないようにするため、フリース素材の服などが入れられる専用の洗濯ネットなども販売されています。フリース着用率が高い方は、検討してみてください。
⑦ キラキラのラメコスメ

従来のラメ(グリッター)はPETなどのプラスチック製が多く、マイクロプラスチック以下のサイズのものがたくさんあります。ラメ入りの化粧品やマニキュア、ヘアスプレーなどが主流です。ラメのように細かいプラスチックもまた、下水処理システムをすり抜けてしまいます。皮膚に直接つけるものにこういった成分が混ざっていると、長期間に渡って使用を続けることにも懸念があります。現在はほぼ禁止されていますが、歯磨き粉に入っていた小さい丸い粒状のものも、実はプラスチックでできたものでした。現在は植物由来や鉱物由来の素材へ切り替える化粧品ブランドも増えています。
今回あげた7つの中で、知らなかった「プラスチック素材」はありましたか?
プラスチックは私たちの生活に密に隣接しているので、完全に避けることはできません。しかし知ることが、減らすことの第一歩!
プラスチックをゼロにする必要はありませんが、まずは「意外なプラスチック製品」を知ることから始めて、家族が友人と、こういったことについて話してみるきっかけを作っていきましょう。