【新連載 Vol.08】海外旅行記その2

 

今回はサスティナブルな旅行をするための6つの簡単なコトをお伝えします。

ニュージーランドは温室効果ガスの排出削減、再生可能エネルギー源からの供給促進、生物多様性の保全、海洋保護、持続可能な慣行を積極的に行なっている国の一つ。そんな「環境保全先進国」と言われるニュージーランドを旅し、環境への影響を最小限に抑えながら、素晴らしい景色と経験を楽しむ方法をお伝えします。

今回の滞在は2週間で、北島のオークランド、ロトルア、ノースランドという3つの地域をまわりました。滞在中に意識していたこと、これからの旅行に役立ててほしい6つのことを紹介します。

1. 地元の食べ物を食べて支援する

地元の生産物を購入したり、業者から買い物をし、地元の食べ物を食べることで、輸送に伴う二酸化炭素排出量を削減し、地元経済を応援することができます。またその土地でしか食べることのできない食を感じることも一番の経験ですよね!今回の滞在中は、有名なレストランやカフェに行く、というよりも、地元のスーパーで買い物をしてキッチンで自分で調理したり、マルシェに行って地元の生産者から直接、ニュージーランドの特産でもあるマヌカハニーなどを購入しました。生産者の方から直接購入することで支援にもなります。

2. My バッグとボトル持参

ニュージーランド政府は、スーパーで野菜や果物などを入れるために使われる薄いプラスチック袋も禁止しており、買い物をしてプラスチック製品を受け取ることはゼロでした。買い物や荷物の持ち運びにマイバッグを持参することはもう日常ですが、こんなに心地よいことはありませんでした。また空港やホテル、様々な場所で水をボトルに詰め替えることもできるので、とても便利でしたよ。

3. 地元の野生動物と自然を尊重する経験

生態系を知り、地域社会に経済的利益をもたらし、保護活動を促進することにも役立ちます。今回の旅では、海からしかアクセスできない、ウルプカプカ島という小さな島で原生林の中をハイキングしたり、ビーチや泥の温泉で多くの時間を過ごしました。経験にお金を払うことは何にも変え難い記憶と新しい視点、生き方を教えてくれます。ニュージーランドでは入国の際に厳しい持ち物チェックがあり、島国である自然を守ることを徹底しています。ハイキング用品などを持ち込む際は土などが靴についていないか確認してくださいね。

4. 環境に優しい日焼け止めを使う

日差しが強いニュージーランドの旅は肌と海洋生物の両方を保護できる、日焼け止めはマスト!minimal living tokyo.でも取り扱いのあるリトルハンズハワイの日焼け止めは手放せません!

5. キッチン付きの宿で料理をする

キッチンがあれば食材や調理方法を自分で管理できるため、健康的な食生活を維持しやすくなり、地元の食材をより楽しめるようになります。またレストランで注文する場合と比べて、食事の量を管理でき、食品廃棄物を削減にもつながります。今回の旅行は母や兄家族など大人数で過ごしていたこともあり、キッチン付きの宿に宿泊しほぼ毎晩自炊をしていました。国土の大半が牧草地であり、放牧が盛んなニュージーランドで育つ家畜は、本来の餌である牧草を食べ、寝たり、歩いたり、ストレスが少ない環境で育てられています。豊富な牧草で健康的に育った肉質は脂肪分が少なく、良質なたんぱく質が豊富。ハーブと塩コショウ、オリーブオイルのみで調理したラム肉を滞在中何度もいただきました。

6. 土地の文化を学ぶ

文化背景を学び、尊重し理解を深めることは、旅行体験を深めることです。また学ぶことで旅行中、その土地にあった責任ある行動を取れるようになります。ニュージーランドでは国全体で、一貫してマオリ語を様々な場面で使用し、伝統の継承に力を入れています。マオリは、ニュージーランドに住んでいた人たちのことで、マオリ語は彼らの言葉です。航空券の予約から機内、現地の看板でも『Kia Ora(キアオラ)!』という言葉を見かけました。これはマオリ語で“have life(生きてね)” “be healthy(健康でね)”という意味を持ち、現在は挨拶の言葉としても使われているそう。今回は、マオリ文化の中心地であるロトルア『テ・プイア』で文化を学びました。

まとめ

精神と環境に良い旅をしましょう!

訪れる場所を尊重し、精神にも環境にも良い旅行者となるためにできることはシンプルなことです。マイボトル、バッグ、食べ物や洗面用品を入れる容器を持参すること、地元の旬の食材を味わい、自然を経験することはどんな旅行ガイドよりもあなたがその場所で経験する価値を向上させます。

休暇中の朝食に地元の焼きたてのパン、昼食にマルシェで買ったサラダ、獲れたての魚介(オイスター、クラムチャウダーも絶品でした!)、夜にスーパーでラム肉を買ってきてハーブグリルなどなんて豊かな旅でしょう!時間を決めることなく、家族でのんびり過ごしたニュージーランドの旅は私たちに最高の記憶と価値を与えてくれました。

マルシェで購入したマヌカハニー以外、何も購入しなかったのでスーツケースの半分は空いて帰宅しました。10年前の私なら、とにかく色々な雑貨や物を消費することで(スーツケースはもちろんパンパン)旅行したという気分を味わいたかったのかもしれません。しかし今は家族との思い出やその時に食べた感覚を強く覚えています。『ああ、本当にいい旅行だった、家族で行けてよかった』と感じるのんびりした情景がそこに残っています。

次回旅行するとき、一緒に行く人がいるならその人との時間、訪れる場所でしか得られない価値、経験をされて充実したものにしてくださいね!Kia Ora♡

AYUMI

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