「プラスチックと歩む」
こんにちは!アンバサダーのマイです!
今回は先日出会った本について書きたいと思います!
表紙の「プラスチックと歩む」というタイトルに異常なほど惹かれました。
本の内容は後ほどご紹介するとして、その前にまず、ゴミゼロ・プラスチックフリーを目指すライフスタイルのきっかけになったのがこの2冊です。
「ゼロウェイストホーム」と「プラスチック・フリー生活」
メディアやSNSでも取り上げられていることがあり、有名な2冊ではないでしょうか。
初回のブログでも少し書かせていただきましたが、この2冊にはゴミを出さない暮らし、プラスチックの危険性、マイクロプラスチックを出さない素材、エシカルなライフスタイルを目指す上での「明確な方法」が記されています。
例えば「今日のご飯何作ろうかな?」と悩むと開いているレシピ本みたいな存在と言っていいと思います!
新しい生活用品を買おうかと考えている時に読み返し、ゴミを出さず長く使える選択肢を選ぶ手助けをしてくれます。具体例が幾つも挙げられているので達成できることが増えていくのも楽しいです。ゼロウェイストとプラスチックフリーが楽しみながらできるのが理想ですね!
楽しく切り替える一方で「なぜこれほど環境に悪いとされるプラスチックは生活のあちこちから切り離せないのだろう?どうしてゴミが問題になる前に生産を減らさなかったのだろう」という疑問がどこかでありました。
先程の2冊はプラスチックから脱するための内容なので、タイトルの「歩む」という言葉にかなり惹きつけられました。
(「プラスチック・フリー生活」の本の冒頭でもプラスチックの問題提起の内容が書かれています!)
この本の筆者はプラスチックの研究者で、科学という視点からプラスチックとはどういったものか、これからどう向き合っていけばいいか、を掘り下げる内容となっています。
冒頭からなかなかショッキングなのが、筆者が、部屋に置いていた雑誌が梱包されていたプラスチック袋で窒息しそうになった、というところ。一見無害に見えるフィルムの粒子で呼吸困難に陥ったそうです。
そこまで人体に悪影響があるにも関わらず、危険性よりも低コストでありながら軽くて丈夫、変幻自在に姿や形を変えられる、便利な使い捨て、という戦後生まれた新しい概念がここまでの普及の背景になっています。生活のありとあらゆるところに存在し、世界の海や土壌をも脅かしているにも関わらず、まだ70年足らずの歴史しかないというのが驚きです!
「人類は自ら発明したプラスチックを制御できなくなっている」と筆者は言っています。プラスチックの歴史や性質を知れば知るほどエキサイトできるような話ではないのですが、知ってしまったからこそ、できることをやろうという思いが強くなりました。
この本の中で何度も書かれていますが、プラスチックは分解されることなく、自然界に何百年も留まり、ほぼ永久に消滅することはありません。
自然に還ることができないということは、私たち人間が選択して、変えていかなければいけないということです。