本当のところ、そんなに頑張る必要ある?
「休んでも疲れが抜けない」人が増えている理由
朝起きてすぐにスマホを見て、常に何かを考え、情報に触れ続ける。その状態が半年以上続くと(ほとんどの人が当てはまるでしょう)、自律神経は緊張モードから切り替わりにくくなり、「休んでも疲れが抜けない」「回復しない」という状態になりやすくなります。常に考え、見て、反応し続ける生活を送る人は、少しずつ私たちが自然に持っている「回復する力」を失っていくと言われています。
「まだ頑張れる」が、回復力を奪っていく

回復する力とは、ストレスや困難な状況に直面した際、しなやかに適応し、元の状態に立ち直るための精神的な力のことです。その力が養われていないと、以下のようなことがおきます。
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眠っても疲れがとれない
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小さなことでイライラする
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前は楽しめていたことを楽しめない
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常に何かに追われている感覚がある
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ぼーっとすることができない
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一人の時間でも神経が休まらない
そして結果的に余裕がなくなり、気力も体力も落ちて風邪をひいたり、些細なことを長く引きづることになります。
「そんなに頑張らなくてもいい」の本当の意味
”そんなに頑張らなくてもいい“と聞くと、“怠ける”ことのように感じる人もいるかもしれませんが、科学的な視点から見ると、身体に必要なのは『神経が回復できる状態を取り戻すこと』だと言われています。
頑張り続けることは、一種の慢性的なストレス状態になります。そうすると、脳は常に“危険モード”になり、“もっとやらなきゃ”止まったら不安”と感じ、焦り、身体も心も切迫していきます。
これは、“頑張りたい”というより、『やらないことが不安』という恐怖から行動している状態。安心して止まれなくなっている状態なのかもしれません。本来、恐怖からではなく、『安心できているとき』に、初めて回復し、また前に進む力を取り戻していけるのです。
“頑張るパターン”に気づく3ステップ

STEP 1|どんな時に「頑張らなきゃ」が出る?
まずは、自分がどんなときに頑張りすぎるのかを知ることが、心と体に余白を取り戻す第一歩になります。ここで一度、自分に問いかけてみましょう。
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どんな不安を感じるとき?
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誰かに認められたいとき?
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自分をどう見せたいとき?
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「ちゃんとしなきゃ」と思うとき?
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何かをコントロールしたいと感じるとき?
特に真面目な人ほど、疲れていても動く、不安なほど予定を入れる、落ち込むほど努力するというパターンに入りやすい傾向があります。
STEP 2|その時、本当は何を求めている?
でも本当は、その瞬間に必要なのは、さらに頑張ることではないのかもしれません。ステップ1で気づいた自分のパターンの時、本当は何を求めているのか書き出しましょう。「その時の私は、本当は何を求めている?」と自分に聞いてみます。
答えの例:
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本当は少し休みたい
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誰かに「大丈夫」と言ってほしい
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一人で抱え込まずに話したい
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安心したい
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“ちゃんとしなくてもいい時間”が欲しい
STEP 3|“本当に望むこと”を実行してみる
自分の本当の欲求に気づけたら、次はそれを小さく実行してみましょう!ここが最も重要なので飛ばさずに書き出してください。
例:
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少し休みたい → 10分だけスマホを見ずに仮眠する
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安心したい → 信頼できる人に話す
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力を抜きたい → 予定を一つ減らす
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一人になりたい → 静かな時間を作る
神経が回復する休み方

1、朝起きてすぐにスマホを見ない時間を5分だけ作る
朝一番は、脳と神経が最も影響を受けやすい時間です。起きてすぐ情報を見る習慣を減らすだけでも、神経の緊張を和らげやすくなります。
2、「今日は十分頑張った」と言葉にしてみる
頑張り続ける人ほど、自分を止める許可を出せなくなっています。言葉にすることで、脳と神経が“もう安心していい”と感じやすくなります。
3、“ダラダラ情報を見る”ではなく、自然の中を10分歩く
休んでいるつもりでも、情報を見続けると脳は休まりません。自然の中を歩く時間は、緊張した神経を落ち着かせ、回復モードへ切り替えやすくすると言われています。
4、「今、本当は何を求めている?」と自分に聞く
頑張りたいのではなく、本当は安心したい、休みたい、誰かと話したいだけのこともあります。自分の本当の欲求に気づくことが、無理を減らす第一歩になります。
5、予定を1つ減らし、“何もしない時間”をあえて作る
余白とは、無駄な時間ではなく、心と体が回復するための空間です。常に埋まった状態から少し離れることで、人は少しずつ“回復する力”を取り戻していきます。
まとめ

怖いのは、頑張っている人ほど、その変化に気づきにくいこと。「まだ大丈夫」「もう少し頑張れる」そうやって無理を続けているうちに、自分でも気づかないうちに自分を見失い、心と身体をむしばむことに。
現代は、“頑張ること”が当たり前で、人生をより良くしたいという向上心のある方ほど“頑張ることが美徳”と無意識に思っているかもしれません。しかし身体と心に影響があっては無意味です。今、本当に必要なのは、さらに頑張ることではなく、そんな自分に気づき、より効果的な方法で自分を再構築して、より良い人生を築いていくことかもしれません。
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