ホリデーシーズン【贈るギフトの選び方】
こんにちは!
街中がキラキラして、イルミネーションが綺麗な時期になりましたが、それと同時に私は街ゆく人たちの消費行動が気になってしまってしょうがないです!笑
皆さんはどうですか?
子供がいるご家庭や、ホリデーシーズンの贈り物が文化になっている方には、「クリスマスプレゼント」のプレッシャーが少なからずあると思います。何かを贈らなければいけない、そんな呪縛のように感じてストレスになっていることも多いのではないでしょうか?
何か目に見えるものを贈ることを選ぶとしたら、誰から買うか、どんなストーリーにお金を託すかを考えてみると良いかもです。
今週は minimal. が大切にしている価値観と重ねながら、「ギフトを贈る」というアクションの中に込められるサスティナブルな選択や意識について話していきたいと思います。
1. 町の商店>Amazon

タイトルは一例ですが、この時期のAmazon(オンラインショッピングサイト)の売上率やそれに伴う梱包材の量などが莫大なので、ここではAmazonと比べてみます。
一度に大量生産ができ、物の価格を低コストで抑えられることによって、製品の回転率を上げて売り上げを伸ばす大企業などに比べると、社員数名やオーナーひとりで運営する地域に根付いた小さなお店は小さなお店の多くは、大量生産とは距離を置き、小ロットで丁寧に作られたものを選んでいます。
つくりすぎない → 廃棄が少ない → 地球への負荷が小さくなる
スモールビジネスから贈り物を選ぶことで、自然とサスティナブルな消費行動の流れをサポートすることができます。
その地域のものや国内生産のものが多い場合はさらに、輸送にかかるエネルギーも最低限で、支払ったお金がその地域に還っていきます。自分の暮らす地域で、循環できる消費は理想的です。
ローカルビジネスやスモールビジネスを利用することで、自分か暮らす場所の地域活性化にもつながっていきます。
2. ストーリー>知名度

一つ一つの物に哲学を求めてしまう私はよく「プレゼントを探すのが大変」と言われます。結果として、探すのが大変、と感じてもらえるほど私のために時間を割いて何かを探してくれていることだけでも、もう十分なギフトなのですが。
「今流行っているから」「インフルエンサーがおすすめしていたから」「安くてお得だから」様々な理由があると思いますが、つくり手の想いやストーリーが宿る物には、流行物にはないタイムレスな価値があります。
例えば、自然の循環を考えて作られた天然素材の雑貨、誰かが丁寧に手縫製した布小物、透明性のある生産背景で作られた食材、いろんな人に読み込まれた中古本、子供たちの冬を支えたお下がりアウターや、絵本やおもちゃ。
ギフトに必要なのは値段の高さや、必ずしも新品でないといけない、ということではなく、特定の誰かのためにそれを選んだあなた自身の“やさしさ”で、それこそが贈る相手に伝えるべきことだと考えます。
「これ、あなたが喜ぶと思って」- この言葉の奥にある気持ち、選ぶまでの経緯、物自体に宿るストーリー、これらが揃うからこそ、ギフトが意味のあるものになります。
3. 時間>モノ

私が大学生だった頃、当時シェアハウスに一緒に暮らしていたルームメイトたちと「クリスマスに贈るギフト」についてディスカッションをしたことがありました。その時1人の大学生が「僕は家族や彼女のために自分の時間を贈る」と話したことが本当に印象的で今でも思い出します。
全ての人に平等に与えられた「時間」にかけがえのない価値を見出し、それを自分以外の誰かのために使うことが1番のギフトであるなんて、当時の私にとっては衝撃的で、それと同時に「プレゼントを買わなきゃいけない」という固定概念から、ふわっと解放された気持ちになりました。
それ以来私は、親しい友人や家族には毎年カードを手作りして送っています。どんなデザインがいいかな、この人にはどんな一言を添えようかな、贈る人ひとりひとりの顔を思い浮かべながらカードを作る時間は、自分にとって、とても豊かな時間になっています。
子供達がものづくりを楽しめるようになってきた今は、子供たちも一緒にカード作りをして、学校のお友達や先生に送っています。カードを作っていると、贈る相手のいろんなことが思い出されます。「◯◯くんは、ダイナソーが好きだから、ダイナソーのステッカーを貼ってあげよう」「◯◯先生は、こんな時助けてくれた」ー それを眺めて私は、「なんかこれってものすごいいい時間じゃない?!」とひとり目頭が熱くなったりもします。笑
「あなたのことを思っているよ」「いつもありがとう」「素敵なホリデーシーズンを過ごしてね」
相手のために自分の時間を使い、優しさを伝えることは、本当に温かくて豊かだなぁと感じます。
ということで今週は、必ずしも 「ギフト=物」 ではない、ということを伝えたかったのですが:
とはいえサンタさんを心の底から信じる子供達のために、もちろん「プレゼント」は届きます。
私はこの時期のサンタマジックも、夢のあるストーリーも、ワクワクする音楽も大好きなので、そこはバランスをとりしっかりと楽しみます。唯一心がけていることといえば、新品以外のところでゲットする、ということです。メルカリ、リユースショップ様様です。
クリスマスまであと2週間ほど、皆さんもぜひ今年のギフトは少し視点を変えて、行動してみてください!