早起きとサスティナブルな暮らしの関係性《その1》

こんにちは!Eriです。

皆さんは「朝型」ですか?それとも「夜型」ですか?とある研究によるとこれは「その人次第」というわけではなく実際に体質的に両極端があり得るということらしいです。

私は学生の頃から比較的早起きが得意な方で、夜中まで起きていても朝はそれなりの時間帯に起きて朝ごはんから始めるという生活スタイルでした。

むしろ早起きを得意としていたし、学生の頃ルームシェアしていた友人には「◯◯時に起こして」とお願いされ、それは結婚してからも朝が苦手な夫からもお願いされていたことでした。朝起きれないって、どういうことなんだろう?と当時は思っていました。(今ならそこには多くの理由があることをもちろん理解していますが。)

今回は私自身が経験したライフスタイルの変化をもとに、その変化やルーティンがどのようにサスティナブルな生活を送ることに自然とつながっていったかについて、2週に分けて書いてみました!

出産をきっかけに崩れ始めた私のルーティン

自称 "morning person”だった私ですが、第二子の出産をきっかけに朝型だったはずの自分のルーティンがガタガタと崩れていきました。

なぜ第二子の時だったかというと、1人目の長女は生後2ヶ月から夜通し別寝室で寝て、朝は私が起きた後に起きるというミラクルベイビーだったのです。「産後は一睡もできないから、昼間赤ちゃんと一緒に寝られる時に寝て」というアドバイスや「数ヶ月たてば謎に寝なくなる時期が来たり、夜泣きが始まるよ」という警告も一切経験することなく、とにかく眠り姫のように寝て、日々スクスクと健康に育っていったのです。

長女が2歳3ヶ月の時、第二子が産まれ私は今までに味わったことのない睡眠不足を味わうことになります。息子は娘よりも小さくうまれ、なんだか頼りなく(笑)、おっぱいの飲みも少なく吐き戻しも多かったのです。夜もまぁ、びっくりするほど寝ない寝ない。私は来る日も来る日も夜中に授乳をしながら気絶するように彼よりも先に寝落ちして、無理な体勢と不規則不十分な睡眠時間により、どんどん体が衰弱していくのも分かりました。

まさに「ボロボロの産後」を私は第二子にして初めて経験し、その上今までずっと得意としていた早起きは修行のように感じました。朦朧とする意識の中で息子をバウンサーに置き、保育園に入れていなかった娘の相手をする日々を過ごしていました。結局甘えんぼ末っ子長男の睡眠ルーティンは1歳になる直前まで確立されず、私はもう早起きしていた自分のことさえ思い出せなくなっていました。

早起きは何文も得!

日本のことわざに「早起きは三文の徳」というのがあります。英語だと "Early bird gets the worm"といって「朝イチの鳥が餌(幼虫)にありつける」という直訳になります。

どちらの言葉にしても、とにかく朝早く起きることは「得」であるという意味です。でも「三文」というのは江戸時代の金銭帯で最低額の一文から考えてもあまり多い金額じゃありません。それにことわざに使われている漢字は「得」ではなく「徳」。良い行いをすることで身につく品性や、恵みを重んじて生きることが示されているのだそうです。

当時早起きとは疎遠になった私は、早起きすると何が得なんだっけ、、、と遠い目をして考えていたような気がします。そんな私を奮い立たせたのは「最近全然朝起きれなくなったね。前は俺が起こしてもらってたのに。」という夫の何気ない一言でした。

この時私はとっさに「だって子供が寝ないから自分の睡眠も確保できなくなっちゃったんだもん」と早起きができていない自分の責任逃れをする言い訳をしました。その時はすでに、息子は2歳になっていて、子供たちは別寝室で毎晩寝てくれていたのに、です。

一方で長年早起きが苦手だった夫は、私が長女を妊娠中に厚生労働省が定める指定難病であることが分かり、生活が一変。健康体でなくなったことで、今まで以上に健康やライフスタイルを考えるようになり食事への意識も夫婦共々大きく変化がありました。私自身、夫の難病がきっかけで今まで携わってきた環境関連の仕事のほかに、サスティナブルなライフスタイルや食の選択と健康の結びつきなどに興味を持つようになっていきました。

夫は夜は10時前に就寝、毎朝5時に起き、5-10kmほどのランニングに行きます。ランニングに行けない日はジムで筋トレをルーティンとし、プロテインは食事から多く摂るように気をつけています。体はみるみるうちに彫刻のように仕上がっていき(笑)、病気がきっかけで健康意識から始めたランニングで、その2年後には初めてのフルマラソンをサブフォーでフィニッシュするという、私では到底できない努力を成果に出したのです。

そんな超スーパー努力家目標達成マンの夫からの「早起きできなくなったね」の一言で私は、もう一度お得な朝を味わわないと!と目が覚めたのです。

HELLO AGAIN! 早起きな私

私が毎朝5時起き、を始めてから2年ほど経ちます。これに至るまでに毎朝4時に起きている人の本を読んで自己啓発してみたり、早起きすることで何を達成するべきかについて読み漁ったりしましたが、最終的に私は共に生活をする夫と同じ睡眠ルーティンに合わせることが、比較的簡単と感じ1週間のうちの5日はだいたい一緒に10時就寝・5時起床をしています。

人それぞれの生活スタイルや労働時間があるので、このスケジュールが誰しもに合うというわけではもちろんないのですが、睡眠時間に関しても色々と試した結果私は6時間台と7時間台だと、起きた時のスッキリ感が違うことに気づきました。睡眠ルーティンに関していうと「毎晩同じ時間に寝る」ことよりも「毎晩同じ睡眠時間を得る」ことのほうが睡眠の質を上げるとも言われています。

これは私に限らず、夜間授乳を経験したすべてのお母さんに言えることだと思うのですが、夜間授乳の期間の睡眠の質はかなり低いです。母性本能が常に眠らず働いていることもあって、隣で眠る赤ちゃんがいつ起きるか、窒息していないか、吐いてしまうのではないか、潰してしまうのではないか、などなど。寝ているつもりでも頭の中が完全にオフにならず、結果起きても疲れは全くと言っていいほど取れていないのです。だから、私にとって睡眠時間確保と同じくらい、睡眠の質を上げることは5時起きを実践するためにかなり重要なことでした。

寝る前の入眠スイッチをどうコントロールするか。例えば夕食は何時ごろまでに済ませたほうが良いか、寝る30分前からスマホは触らないし寝室に持ち込まない、ハーブティーを飲んだりストレッチしたり。長い間深く眠ることを忘れていた自分の体に「休む時間だよ」と教えてあげないといけなかったからです。

10時就寝・5時起床が板についてくると、自然と夜は9:30ごろから眠気が来るし、朝はアラームが鳴る少し前から頭の中が起き始めます。そろそろかな、と思っているとアラームの音が聞こえてくる感じです。

《その2》に続く、、、

「朝を制するものは、世を制する」というほど、世界中の著名人の中でも早起きをして何かしている、という人が多くいます。これには科学的に証明されている脳の状態というのもあって、良い睡眠が得られた日は、朝(もしくは午前中)は人間の脳が1日の中で一番集中できるようになっているからだそうです。

形から入るのが好きなタイプの私は、そんな早起き成功者のブログやポッドキャストをたくさん読んだり聞いたりして「これなら私もできそう」ということをいくつか選んで、それらを合わせて自分だけの「朝ルーティン」を作り出しました。

例えば「起きたらまずベッドメイキングをする」というのがあって、自分が起きた後の布団の状態を整える、ただそれだけでも起きてほんの数秒で何かをした、という達成感を味わうことで、その日1日がポジティブに自信に満ちた状態で過ごすことにつながっている、というものでした。

ベッドメイク、これは余裕でできそう!と思った単純な私。でもよく考えると我が家のベッドはいつも綺麗に整えられていて、これもやはり私より先に朝を制していた夫のおかげでした。

さて、次回「早起きとサスティナブルな暮らしの関係性 その2」では、私の現在の朝ルーティンと、その中で自然と生まれたサスティナブルなライフスタイル、睡眠ー早起きーサスティナライフの関係性について詳しく書いていきたいと思います!

STAY TUNED 🩵

 

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