このマークの意味、知ってる?

環境や動物、健康に配慮した製品には、製造段階でさまざまな認証制度を受けていたり、定められた条件を満たして生産されていることがあります。

例えば、オーガニック認証やフェアトレード認証などが、最近では広く知られるようになっていますね。

minimal living tokyo.で取り扱う製品の多くも、こういった認証を受けた製品で、消費者として物を選ぶときの、ものさし代わりになってくれることもあります。

全ての条件を満たすことができていなくても、自分の中で優先順位や条件を決めて「お!これは納得!」というものが見つかるまで探すこともサスティナブルな消費アクションの一つになります。

今日はそんな「認証」を示す色々なロゴと、その詳細を紹介していきます!

 

1. GOTS (Global Organic Textile Standard)

- オーガニックテキスタイル世界基準 - 通称ゴッツ

GOTSはオーガニックコットンを環境的・社会的に配慮した方法で製品を作るためのグローバル基準で、2002年にドイツで開かれた会合で組織化されました。

基準内容(以下日本オーガニックコットン協会より抜粋)

2019年には、世界70カ国以上の認証工場/企業が7,765件。国別 TOP3はインド(2411件)、バングラ デッシュ(1194件)、トルコ(858件) となっており、日本では2019年末で46 件の企業や施設が認証を受けています。

2020年の時点で、17の認証機関がGOTSの認証業務を行っています。また、GOTS 基準は 3 年に一度改訂されていて、 2020 年 3 月にはバージョン 6.0 がリリース されました。基準の改訂では、環境/エコロジカ ルおよび社会的責任の視点において、厳格かつ拘束力のある要件を設定しています。同時に、生産工程において、基準で要求する事項が実行可能であるかを重要視しています。

minimal living tokyo.では野菜保存などに使用できる「オーガニックコットン巾着」やプラスチックフリーの「オーガニックコットンヘアゴム」「オーガニックコットンシュシュ」などに、GOTS認証を受けたコットンが使われています。

 

 

 2. Certified Organic - オーガニック認証 - 

こちらは、世界各国でさまざまな認証制度が存在します。基準もそれぞれ異なります。例えば、アメリカからの輸入食材や雑貨などでよく見られるのは「USDA」のマーク。日本国内のオーガニック認証を受けた製品に関しては「JAS」のマークが一般的です。

USDAオーガニックと認証されるためには、栽培地で3年以上農薬を使用していないことやオーガニック栽培計画書などの証明資料とオーガニック製品を提出し、政府の承認を得た検査官による現地査察が必要となります。認証後も、査察は毎年行われます。そして基本的な表記は下記の3項目に分かれます。

  1. 「100%Organic」100%オーガニック原料の製品
  2. 「Organic」95%以上オーガニック原料の製品
  3. 「Made with Organic ingredients」70%以上オーガニック原料の製品
    3種類以内であれば、容器包装にオーガニック原料名を記載してもよい。

JAS(Japan Agricultural Standard) は、日本の農林水産省の規格に基づく制度で、上記にあるグリーンのJASマークは有機JASを満たす農産物などに付されます。有機JASマークが付されていない農産物、畜産物及び加工食品には「有機○○」などと表示することができません。

基準としては、「農業の自然循環機能の維持増進を図るため、化学的に合成 された肥料及び農薬の使用を避けることを基本として、土壌 の性質に由来する農地の生産力(きのこ類の生産にあっては 農林産物に由来する生産力、スプラウト類の生産にあっては 種子に由来する生産力を含む。)を発揮させるとともに、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した栽培、管理方法を採用した農場において生産されること(JASサイトより引用)」とされています。堆肥等による土作りを行い、播種・植付け前2年以上 及び栽培中に(多年生作物の場合は収穫前3年以上)、原則として化学的肥料及び農薬は使用しないこと ・ 遺伝子組換え種苗は使用しないこと、なども含まれます。

minimal living tokyo. では、蜜ろうラップに使われている蜜ろうがUSDA認証を受けていたり、River OrganicsNo Tox Life などの石けんやコスメ製品も、認証機関を通した Certified Organic *の成分を使用しているものが多くあります。

*どの機関かについては公開する義務がないため、Certified Organic という表記となります。

 

3. CRUELTY FREE (クルエルティフリー)

クルエルティフリーは、「残虐性のない」という意味で、商品や活動が動物を傷付けたり殺したりしていない事を示すラベルです。こちらも、いくつかの機関からマークが出ていて、上記のロゴはUSベースのPETAという愛護団体から出されているものです。このロゴじゃなくても、Cruelty Free表記のあるものは原則として動物実験が行われていない商品や活動となります。日本国内で製造されるものではまだまだこういった表記を見かけることは少ないですが、例えば日本でも利用者の多い THE BODY SHOPLUSH では、大手化粧品企業として動物実験ゼロを大きく発信しています。

【 THE BODY SHOPの理念】公式サイトより引用

【LUSH の理念】公式サイトより引用

minimal living tokyo.で取り扱う製品は、全てクルエルティフリーです!

 

 4. VEGAN(ヴィーガン)

ヴィーガニズムとは、体に取り入れる食材や生活で使用する製品など全てにおいて「植物性」のもののみで生活するスタイルです。最近では「プラントベース」などというワードもよく耳にする様になり、お肉の消費が環境に及ぼす悪影響なども知られ、以前よりもいっそうヴィーガンライフスタイルへとシフトしていく人が増えていますね。

100%ヴィーガンになることは、とてもハードルが高く、正しい知識を持った上で選択をしないと健康にも負担になることもあるので、個人にあったレベルで環境的配慮や動物愛護の視点からヴィーガンを取り入れることはとても大きな一歩だと考えられます。

国内でも日本ヴィーガン協会があり、レストランなどに対してヴィーガンの認証制度を設けています。ヴィーガンメニューのあるレストランでは、下記の様なマークを見つけることができます!

minimal living tokyo.で取り扱うコスメ製品は全てヴィーガン。また、コスメだけでなく食器用洗剤やシリコン製のボトルにおいても、承認機関を通したヴィーガン製品となります。

 

 

さまざまな観点からサスティナビリティを示すマークは他にもたくさんあります。持っている製品や、今後購入を考えている製品にどんなマークが表記されているか、そしてそれらがどういった意味を示しているかを自分で調べてみるのも、「責任ある選択、責任ある消費」の一つとなります。

皆さんもぜひ、お買い物の際には気をつけて見てみてくださいね!

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