幼少期の記憶で食べる、感情の乱れ
- 過食がもたらす本当の意味 -
食べ物は、ただお腹が空いたから、ダイエットのために食べるもの、栄養源にとどまりません。食事は感情と密接に関わっており、食べ物は、自分の記憶を呼び起こすトリガーとしても働くことを知っていますか?
幼少期の記憶で食べる
あなたの食生活は、最近はじまったのではありません。深く言えばあなたが生まれる前からなのですが、今日は生まれてから、幼少期との繋がりについて深くお伝えしますね。

私たちは食べ物を時に、『精神的に必要なもの』として食べます。それは食べ物が「感覚的な喜び」を提供するだけでなく、「感情的な満足感」を与えるからです。あなたが小さい頃、お祝いやご褒美で食べていたものはどんなものですか?お誕生日に食べたケーキ、お友達と食べたアイスクリーム、部活の帰り道に食べたお菓子、などは食べ物と一緒に“その時の感情”がくっついています。例えば以下のような感じです。
- 誕生日ケーキ ⇨ 皆んなに囲まれお祝いされ幸せな感情
- お友達と食べたアイスクリーム ⇨ 楽しい喜びの感情
- ご褒美のお菓子 ⇨ 達成感、充実感からの幸福感
私たちは食べ物だけを食べているのではなく、その時も感情も食べています。食べ物を通じて感じる幸せや安心感は、記憶として残りやすく、大人になってからも自分にご褒美といって、過去に幸せになった経験のあるケーキや甘いものを食べたりするのはそのせいです。
記憶と食の関係:子供の場合

特に子供の頃は、食べ物は感情をコントロールする簡単な手段として使われることもあり、記憶に深く結びつきやすくなります。例えば、おやつの時間に楽しんで食べるお菓子や、家族との団欒の時間に食べるご飯は、子供にとってただの食事ではなく、「愛情」や「安心感」などの感情が含まれた体験となるからです。
子供の時に記憶に残る食事のシーンは、成長する過程でその子の感情や行動に影響を与えます。「愛情」や「安心感」を感じる食べ物がジャンクフード、レストランの豪華な食事であれば、大人になってもその経験を求めます。
感情的な食事を止める
さて!ここで素晴らしいニュースは、幼少期にどんな食事をしていたとしてもそれは改善できるということです。食欲には、身体的欲求と感情的欲求の2つの欲求があります。体が本当にお腹が空いている時、それは体が求めている自然な欲求です。ここで改善したいのは、『感情的欲求』です。なぜなら、感情的な空腹を満たすために食べても、それは満たされないので、食べることが止まらないからです。
感情をコントロールする3つの方法

1. 加工プロセスの少ない、野菜そのままを食べる
答えはシンプルです。スーパーで果物、野菜を購入しそれらをメインで食べるようにしてください。それらは食後に血糖値が急激に上下することなく、エネルギーが安定的に供給されるため、エネルギー切れを感じることがなく、感情的にも落ち着きます。砂糖や人工甘味料を多く含むお菓子やジャンクフードは、血糖値が急激に上がり、その後血糖値のジェットコースターをひきおこすので、この変動が、気持ちを不安的にさせます。
2. 何が足りていないのかを確認する
あなたにとってお菓子や甘いものを食べたくなるのは、本当は何が必要なのでしょうか?家族からの愛、誰かの優しい言葉、安心感、ゆっくりできる時間、落ち着き、平和、愛されているという実感かもしれません。食べ物が感情にも影響を与えることを理解し、何を必要としているのかを知って、自分に優しく接してください。あなたは小さい頃と変わらず、周りの人から大切にされ、愛されていることを思い出してください。
3. ポジティブな食習慣を再形成
1週間のうちに1度でも、自分が食べて心地よい、栄養を摂取していると感じる食事の頻度を増やしましょう。minimal living tokyo.では、100%植物性食材の軽食バー『BENI BITES』や、豆乳とオイルを混ぜるだけで、ヴィーガン&グルテンフリーのブラウニーやパンケーキミックスの取り扱いがあります。このような食材を使って、日常の中で繰り返すことで、自分の中で新しい『ポジティブな食習慣』が形成されていきます。このような頻度が増えていくと、感情的な食べ過ぎから、食事との平和な関係をきずけるようになっていきますよ。
食べ物は自尊心にも関わっている

食べ物は時に感情を紛らわせるための手段になります。人間関係で愛を求めるよりも、コンビニで買えるチョコレートの方がすぐに幸せにしてくれるように感じるからです。しかし、実際はコンビニチョコを食べても幸せは訪れません。食べることが精神と感情に影響を与え、それはあなたの体型となり、内側の自尊心にも関わっていきます。
過食を防ぐためだけではなく、素晴らしい人生の為に、あなたが何を食べているのかを知り、食事を通じて自分自身を大切に、幸福な人生を築いていきましょう。それは可能です。
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