夏本番!紫外線の知識、あってる?

来週はいよいよお盆で本格的な夏休みシーズン。多くの人はすでに数週間にわたって紫外線を浴びています。

プールや海、散歩、庭仕事、アウトドアなど、夏の楽しみが増える一方で、紫外線に関する「思い込み」が原因で、気づかないうちに日焼けをしてしまう人も少なくありません。

夏の強い日差しはまだ続きます。今週は、紫外線にまつわる「本当のこと」と「よくある誤解」を整理して、正しい紫外線対策をしつつ、夏休みを楽しむ方法をお伝えします!

1. 曇りの日は紫外線が少ない:YES or NO?

答えはNO。実はこれ、最も多く誤解されていて、かつとても危険な誤解の一つです。

雲は太陽の光(可視光)を遮るため、曇りの日は暗く、涼しく感じます。しかし、紫外線(UV)は雲を通り抜けるため、曇っていても十分に日焼けする可能性があります。

雲の種類や厚さにもよりますが、多くの場合、かなりの量の紫外線が地表まで届きます。さらに、薄い雲やちぎれ雲では、雲が紫外線を反射することで、地表に届く紫外線量が逆に増えることさえあります。(曇りの方が焼ける、なんていうこともあるんです!)

このような理由で、「今日は曇ってたのに日焼けした」という経験がある人は多いでしょう。私も曇っているからいい、と思って日焼け止めを塗らずに外に出た瞬間に、曇っているはずなのに眩しさを感じて「うわ、これ紫外線届いてるな、、、」となることがよくあります。

これは暑さや明るさではなく、**UV指数(UV Index)**こそが日焼けのリスクを左右するためです。曇っているから日焼けしない、という油断は大敵。真っ黒な空で大雨でも降っていない限り、紫外線は届く、と思った方がいいかもしれませんね。

2. 水の中にいれば日焼けしない:YES or NO?

答えはNO。実は逆です。
水は紫外線を防ぐどころか、紫外線を反射して浴びる量を増やすことがあります。つまり、プールや海では
  • 空から直接届く紫外線
  • 水面で反射した紫外線

の両方を浴びることになります!これは紫外線のダブルパンチです。

そのため、同じ時間外にいても、水辺で過ごした日のほうが強く日焼けすることがあります。さらに、水は体を冷やしてくれるため、「暑くない=まだ大丈夫」と感じやす炒め、日陰で過ごす時間よりも日向で紫外線を浴びる時間が長くなります。暑い夏、プールや海水浴、川遊びなどで体を冷やすことは熱中症対策にもつながりますが、長時間日光の下で入水することは避け、程よく日陰での休憩も入れてくださいね。

3. 日焼けしておけば肌は強くなる:YES or NO?

これも答えはNO!

私も20代の頃は、友達と一緒に「夏の初めに少し焼いておけば、下地になる」という何の根拠もない日焼けのために、まだ肌寒い中、せっせと日焼けに励んだことがありました。

急に真夏の直射日光を浴びるよりも、少し焼けていた方が、肌が耐えられる、そう考える人もいますが、これは誤解です。なぜなら、日焼けは肌がダメージを受けた証拠だからです。

紫外線によって皮膚細胞のDNAが傷つくと、それに反応してメラニンが作られ、肌が褐色になります。確かに日焼けした肌にはわずかな紫外線防御効果がありますが、その効果は非常に低いSPFの日焼け止め程度しかありません。

つまり、「日焼けの下地づくり」は、得られるメリットよりもダメージのほうが大きいのです。焼けている肌でも、そうでない肌でも、必要以上のサンエクスポージャーを避けるには、日焼け止めを塗ることが大前提です。

4. SPFが高ければ塗り直しは不要:YES or NO?

これは以前にもブログで書いたことがありますが、SPFは「どれくらい長持ちするか」を表す数字ではありません。SPF( 紫外線防止係数)は、正しく塗った直後に、紫外線B波(UVB)をどれだけ防げるかを示しています。

時間が経つと

  • 紫外線による分解
  • タオルで拭く
  • 衣類との摩擦

などによって、日焼け止めは少しずつ落ちていきます。SPF30でも50でも、屋外では1時間半〜2時間ごとの塗り直しが推奨されています。

特に水の中で泳いだ後や、大量に汗をかいた後は、SPFの数値に関係なく、その都度塗り直しが必要です。

5. 肌が黒い人は日焼け止めはいらない:YES or NO?

肌の色が濃い人は、メラニンが多いため、日焼けしにくい傾向があります。しかし、それは***日焼けしない、という意味ではありません。***

濃い肌の人でも日焼けはしますし、紫外線によるDNA損傷や皮膚がんのリスクも、もちろんあります。実際には、肌の色が濃い人は「自分は大丈夫」と思い込みやすいため、皮膚がんの発見が遅れるケースも少なくないそうです。

どんな肌タイプであれ、紫外線によるダメージはみんな受けるものです。日本人は特に、黄色人種なので、白色人種の肌の色よりも赤くなりにくかったり、小麦色の肌になりやすかったりしますが、それもまた紫外線をそれだけ吸収している、というサインとなります。

6. 海やレジャーの日だけ日焼け止めを塗ればいい:YES or NO?

皆さんはどうですか?日常的に日焼け止めを塗っていますか?それともレジャーの時や、長時間外にいる時だけですか?紫外線によるダメージは、日常生活でも少しずつ蓄積します。例えば、
  • 毎日、駅まで歩く数分
  • 運転席側に日が当たる時間帯の運転
  • 窓際で過ごす時間
  • 庭仕事
  • ベランダでの洗濯物を干す時間
  • 曇りの日の外出

これらもすべて紫外線を浴びています。そういえば私の母も、「毎日ベランダで洗濯物干すだけで焼けちゃうのよ〜」と言いながら、アームカバーをつけたり、帽子を被ったりしながら洗濯物干していました。

一回一回は少なくても、チリツモ!その積み重ねが将来の肌ダメージにつながります。皮膚科医は紫外線の強い季節には(春から夏にかけて)毎日の日焼け止めを塗ることを推奨しています。

本当に肌を守るために大切なこと

紫外線対策で最も参考になるのは、気温でも、空の明るさでもなく「UV指数」です。ウェザーニュースなどのアプリではその日の天気予報と一緒に、このUV指数というのもチェックすることができるので、一つの判断材料として使えるでしょう。まとめとして、
  • 日焼け止めは定期的に塗り直す
  • 曇りの日でも油断しない
  • 水辺では紫外線が増えることを知る
  • 日焼けを「肌が強くなった」と考えない
  • 肌の色に関係なく紫外線対策を行う

これらが、夏の肌を守るための基本です。

紫外線は、一度に大量に浴びるだけでなく、毎日の少しずつの積み重ねでも肌に影響を与える、ということを忘れないでください。だからこそ、「今日は大丈夫そう」と感覚で判断するのではなく、UV指数を確認し、日焼け止めや日傘、帽子、衣類などを上手に活用することが大切です。

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まだまだ続く、暑い夏。安全に楽しみましょうね!

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