LOVE yourself
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これまでにも何度か特集をしてきたAXIOLOGY(アキシオロジー)。
昨年「100%プラスチックフリー」を提言し、従来のプラスチック容器に入ったリップスティックの製造を廃止するなど、サステナブルコスメとして更なる一歩に踏み込みました。
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今月は改めて、そんなAXIOLOGYの魅力に迫っていきます。
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【今までやってきたことが、全て覆された創業者】
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創業者のエリカは生粋のコスメ業界人。数々の製品開発や販売に携わってきた経歴があります。しかし2013年、今まで自分が使ってきたものや関わってきたコスメ製品(特にリップスティック)が全て動物実験がされていたものと知った時、とてつもない恐怖心が彼女を襲い、同時に「これは絶対に変えなければいけない」と決心しました。
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事実を知ったその日から、エリカは自宅のキッチンで「クルエルティフリーリップスティック」の開発に挑み、新たなAXIOLOGYのストーリーが始まったのです。
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自分のことを「豆腐好きのキャプリコーン(山羊座)」と紹介するエリカは、はじけるような笑顔がとても印象的で、自信に満ち溢れています。
それでも、今まで自分が良いと思ってやってきたことが、無数の命を犠牲にしたと知って全てを白紙に戻し再出発することは容易ではなかったはず。
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私たちは誰もが、「これが良い」と信じて前へ進み、多くのことを成し遂げようとします。それが途中で間違っていたとわかった時に、そのまま突き進むか、それとも振り返って、来た道を戻るか、この選択は誰にとっても究極で怖いものです。
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エリカは「美しくあるためのコスメは、人にとって安全であればいいだけじゃない。動物や地球にとって、そしてそれらの製造者たちにとっても必ず安全でなければいけない」と話していて、AXIOLOGYは「正しいこと」と「美しいこと」が共存できると証明してくれています。
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【プラスチック、やめます】
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クルエルティフリーが実現可能になり、次に直面したのがパッケージ問題。
コスメ・美容業界が生み出すパッケージのゴミは年間120億個以上。そのうちの9割以上がプラスチック製のゴミと言われています。
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この事実を知ってしまった以上、その問題に加担するわけにはいかない。
そこでAXIOLOGYは新たな企業理念として「100%プラスチックフリー」を掲げ、以前製造していたプラスチックケース入りのコスメを全て排除しました。
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これにより、AXIOLOGYはコスメブランドとして完全な
- クルエルティフリー
- プラスチックフリー
- グルテンフリー
- パームオイル不使用
- 香料不使用
- ヴィーガン
として、徹底した原料での製造が実現させました。
【女性による、女性のための、ビジネスというコミュニティ】
AXIOLOGYのシグネチャーとも言える、パッケージの真っ赤なボックス。
このボックスも、ある人たちによって作られた特別なボックスです。
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コスメ製品のほとんどがプラスチックパッケージなのには、品質を保つためや、効率的な物流を考えたものなど理由は様々ですが、やはり一番の重要なポイントはコストが低いということです。そしてリサイクルプラスチックよりも、バージンプラスチックを使用するとそのコストはさらに下がります。
こうしたプラスチックパッケージの代替えとして紙を使用した場合、そのコストはおよそ25倍にもなるとされています。
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ビジネスにとって原料価格の高騰は打撃が大きく、そのコストを選択肢として上げることには大きなリスクを伴いますが、AXIOLOGYは目先の利益ではなく、10年後、20年後を見据えてあえてリスキーな道を選びコスメ業界に革新的な一石を投じました。
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見た目もとてもキュートな紙ボックスは、インドネシアのバリ島で製造されています。バリ島は観光地としても有名で、島内では長年深刻なゴミ問題を抱えていますが、AXIOLOGYのボックスは破棄された古紙を集め加工してアップサイクルして作られています。
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しかも、バリ島に住む女性たちが経営するリサイクルビジネスと、そのコミュニティのレディーたちが、全て手作りでおこなっているのです。
キュートな見た目とは反対に、この紙ボックス驚くほど丈夫なんです。
カバンの中に入れて持ち歩いても、全く壊れることなく中のリップを守ってくれます。100%古紙なので、使い終わったらもちろんコンポスト可能です。
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女性が経営者として成り立つことがまだまだ当たり前でないバリ島のような地域で、フェアな賃金と健全な労働環境が整い、さらにサステナブルな事業展開をしていることはとても先進的で、周囲にもポジティブな影響がたくさんあるのではないかと感じます。
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【 L O V E yourself 】
私たちは、エシカルやサステナブルに徹底したAXIOLOGYの製品に魅了されたのはもちろん、エリカを初めとするそこで働く女性たちがとても楽しそうなところにグッと惹かれました。
働くということに楽しみや幸せを感じている。自分達の仕事を心から誇りに思い、お互いを尊重している、愛を持って働いている。彼女たちの笑顔を見ているとそれがとてもよくわかります。
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私たちも常に大切にしている、「自分がハッピーでいること」はそれ以上の大きなものへと繋がっていきます。無理に頑張らなくても、自分の心がハッピーであれば、それなりに他人や物事に対してもポジティブでいられるのです。
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バレンタインデーも近づき、想いを伝えたり愛を伝える機会がやってきますが、自分を大切に、自分への愛も忘れずにいてくださいね。
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