minimal living tokyo. がブラックフライデーセールをしない理由
ブラックフライデーはアメリカのThanksgiving(感謝祭)という収穫と実りを祝う祝日が毎年11月の第4木曜日に祝われる翌日の金曜日を表す日で、1年で一番大幅値下げなどがされるセールが一気に開催されるのですが、、、
ここ数年は、11月に入るや否や、街はブラックフライデーの広告であふれます。
SNSを開けば「今だけ○%OFF」「数量限定の大特価」など、心を揺さぶる言葉が飛び交う季節。ブラックフライデー当日だけでなく、企業によっては何週間もセールが開催されるケースも増えています。
設立から6年目の今年も、minimal living tokyo. はブラックフライデーセールを行いませんでした。
今日は、その理由を少し丁寧にお話ししたいと思います。
1. “必要なものだけを、必要なときに”を大切に

私たちのブランド名にある “minimal” は、「少なくする」ことではなく、本当に必要なものだけを選ぶ自由 を意味します。
セールによって「買う理由」が外側から与えられると、人はつい“今だけ安いから”という気持ちで選んでしまいます。でも、本当に長く大切に使えるものは、セールのタイミングではなく、自分の暮らしがそれを必要とした瞬間 に迎えられるべきです。
家の中にあるもので、セールで買ったものと、そうでないものを比べてみて下さい。それぞれのものへの思い入れや、扱い方、向き合い方が異なるはずです。これは単に「安い」「高い」の違いだけではなく、それを手に入れるまでの過程や思いなど、心理的要素も組み込まれているからなのです。
「セールだから買う。」これは「本当に必要なもの」とは反対側にあるようにも思えます。
2. 適正価格を崩さない

私たちは販売している製品の価格に“余裕”を持たせていません。
製造元のデザイン、原材料、製造過程、梱包、検品、配送、そして全てに発生する人件費。どれも「必要なコスト」をきちんと積み上げてできている価格です。どのステージでも適切な賃金が支払われ、その価値のある原料が使用され、多くの人の手により作り上げられたものです。
ブラックフライデー用に大幅値下げをするということは、
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どこかの工程の価値を下げる
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誰かの労働を削る
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あるいは普段の販売価格を盛る
このいずれかが必ず必要になります。私たちは、こうした調整で価格を動かすということをしていません。
唯一製品の値下げを行うときは、使用期限が迫っているものを破棄する前に少しでも手軽に皆様のもとへお届けしたい時のみ。その時は最終販売地点である私たち自身の利益を削ってお届けします。
3. 大量生産に加担しない

ファッション業界などでは特に、セールのために大量生産し、売れ残りを前提に価格を上下させる仕組みが当たり前になっています。(食品も同じですね)
minimal living tokyo. では、売り切ることを前提に、必要な量だけを仕入れることを大切にしています。だからこそ、セール前提の在庫の抱え方をしていませんし、そもそも大量生産するような企業から製品を仕入れないことも条件としています。
私たちが取引をする販売元の企業は、大量生産をしない「スモールビジネス」であることがほとんどで(しかも女性起業!)、さらには企業内でサスティナビリティに積極的に取り組みminimal living tokyo.と同じような企業理念のもと運営されています。
環境に配慮するという大きな話だけでなく、作る側・届ける側・使う側が無理をしないための、とてもシンプルな理由です。
4. セールのない本質的な良さを届けたい
私たちがセレクトするすべての商品は、「これがいまの私たちにできるベスト」と思えるものです。「これでいっか」と思って取り扱う製品はもちろんありませんし、壊れたらまた新しくすればいい、なんていうことはもってのほか。「お願いだから、できるだけ大切に、できるだけ長く、ずっとずっと使って欲しい!」そんな思いで選び、販売しています。
だからこそ、「セールで値段を下げた瞬間に価値が変わるもの」や「安くできる余白があるもの」はありません。
いつ買っても同じ品質。同じ価値。
この安定こそが、セールのないモノの本質的な価値だと考えています。

誰にも無理をさせないため、私たちはセールをしない。
これにつきます!
私たち自身も、商品ひとつの売れ行きで会社が左右するほどの小さなビジネスです。色々な面で余白がないことは、ビジネスを大きくしようと考えていたらマイナスに働くことが多いとは思いますが、それでもどの角度から見ても真っ当なモノ、本当に良いものを、ただただ皆さんの元に届けたいのです。
派手ではないけれど、静かに、誠実に、長く愛されるブランドでありたいと思っています。
こんな私たちを長年支え続けてくれている、大切なお客様全てに、感謝の気持ちをこめて!
Always plastic free love ♡ Eri & Saina
